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デイーゼル排気微粒子が糖尿病とその合併症に及ぼす影響とメカニズム解明に関する研究(平成 16年度)
Effects of diesel exhaust partiles on diabetes mellitus and its complications

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0304CD318
開始/終了年度
2003~2004年
キーワード(日本語)
デイーゼル排気微粒子,糖尿病,糖尿病合併症,影響評価
キーワード(英語)
DIESEL EXHAUST PARTILES,DIABETES MELLITUS,DIABETIC COMPLICATIONS,RISK ASSESMENT

研究概要

「糖尿病患者の死亡と医療機関への入院が、粒子状物質汚染と正の相関を示す。」という疫学的知見が報告された。我々は、これまでに、わが国の都市域におけるPM2.5の主体を占めるデイーゼル排気微粒子(DEP)が、気管支喘息を増悪することを実験的に証明してきた。しかし、PMやDEPによる糖尿病の増悪に関し、疫学的知見を裏付ける実験データは世界的にもなく、その増悪メカニズムも全く明らかにされていない。近年、糖尿病合併症の原因としてカルボニルストレスによるタンパク傷害が注目されているが、カルボニルストレスの主たる誘因は酸化ストレスである。DEPは種々の活性酸素種を生成するため、酸化ストレスとカルボニルストレスを経て糖尿病の合併症を増悪し、その重症化や死亡を増加する可能性が理論的にも充分あり得る。本研究では、DEPが糖尿病及びその合併症を増悪することを動物モデルを用いて明らかにする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

糖尿病の重症化と死亡に直結する合併症である腎症、虚血性臓器障害、肺感染症、ケトアシドーシス、凝固・線溶系異常に焦点を当て、DEPがこれらの病態に及ぼす増悪効果を病理的、生化学的に明らかにする。また、いかなるタイプの糖尿病がDEPに対し高感受性であるかを明らかにする。高感受性糖尿病モデルの病態増悪において、メカニズムの解明を試みる。また、いくつかのタンパクに関しては、カルボニルストレスによる修飾の意義を明らかにする。

今年度の研究概要

糖尿病の重症化と死亡に直結する合併症である腎症、虚血性臓器障害、ケトアシドーシス、凝固・線溶系異常に焦点を当て、DEPがこれらの病態に及ぼす増悪効果を病理的、生化学的に明らかにする。また、いかなるタイプの糖尿病がDEPに対し高感受性であるかを明らかにする。高感受性糖尿病モデルの病態増悪において、メカニズムの解明を試みる。また、いくつかのタンパクに関しては、カルボニルストレスによる修飾の意義を明らかにする。

備考

当課題は,重点研究分野?.3.(4),5.(1)にも関連

課題代表者

高野 裕久

担当者

  • 柳澤 利枝環境リスク・健康研究センター
  • 井上 健一郎