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フライウェイ中継湿地における水鳥相と水生植物相の関係探索(平成 15年度)
A study on the relationships waterbirds and aquatic macrophytes in the staging wetlands of flyway.

予算区分
AH 地環研
研究課題コード
0303AH589
開始/終了年度
2003~2003年
キーワード(日本語)
フライウェイ,中継湿地,水鳥,水草,渡り
キーワード(英語)
FLYWAY,STAGING WETLAND,WATERBIRDS,AQUATIC MACROPHYTES,MIGRATION

研究概要

水草の分布に水鳥が寄与している可能性についてはHutchinson(1975)を始め古くから指摘されてきたが実証的な研究はほとんど行われてこなかった。しかし種類組成の類似に留まらず、近年では種のDNA解析によって各湖沼共通種の遺伝的距離や集団分化の程度、さらに水鳥の渡りを介しての水草種の遺伝的交流とが行われている可能性とその程度を評価できるようになった。また水鳥、特に冬鳥として日本に飛来するガンカモ類は体も大きく、一時期に集中して湖沼に飛来することで湖沼生態系に及ぼす影響は極めて大きいことが予想される。本研究では「フライウェイで結ばれた湖沼群」の評価を行うことを目的とする。

全体計画

水鳥の渡りや移動が、湖沼の物質循環および水草相へ与える影響を評価する。

今年度の研究概要

ガンカモ類による物質、特に栄養分の輸送量に関連した研究例は国内外を通して少ない。本研究では物質循環に関して、ガン類による栄養分の輸送に注目して研究を行う。ガン類の独立した集団を選定し、各集団で排泄物に地域差があるのかを明らかし各集団の食性それに伴う行動を考察する。比較として、カモ類、魚食性鳥類(カワウ)、昆虫食性鳥類(ツバメ)の排泄物中の栄養分析も行い、ガンの排泄物による栄養分輸送に関する特徴を明らかにし、その特徴が生息環境に及ぼす影響を考察する。いっぽう水草の移動に関しては、水鳥のふん採集および内容物調査とそこからの発芽実験を中心に進める。

備考

共同研究機関:滋賀県琵琶湖研究所(浜端悦治専門研究員),
共同研究員:神谷要((財)中海水鳥国際交流基金財団米子水鳥公園)・中村雅子((財)ホシザキグリーン財団)
当課題は重点研究分野 ? 4.2にも関連

課題代表者

矢部 徹

  • 生物・生態系環境研究センター
    生態系機能評価研究室
  • 主任研究員
  • 博士(理学)
  • 生物学
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