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海水中微量元素である鉄濃度調節による海洋二酸化炭素吸収機能の強化と海洋生態系への影響に関する研究(3) 鉄濃度調節が炭素循環に及ぼす影響に関する研究(平成 15年度)
Effect of iron fertilization as an ocean carbon sequestration to oceanic ecosystem

予算区分
BA 環境-地球推進 B-57
研究課題コード
0103BA153
開始/終了年度
2001~2003年
キーワード(日本語)
二酸化炭素吸収,海洋鉄散布,植物プランクトン,二酸化炭素分圧
キーワード(英語)
CARBON DIOXIDE SINK,IRON FERTILIZATION,PHYTOPLANKTON,PARTIAL PRESSURE OF CARBON DIOXIDE

研究概要

海洋は大気中に放出された人為起源二酸化炭素の吸収源として働いているが、海域によってはその吸収能が微量栄養塩の不足で規定されている。北太平洋高緯度海域もその一つであり、最も不足が起こりやすい鉄を散布することで二酸化炭素吸収能が増強されると考えられる。将来、温暖化対策として大規模な海洋鉄散布が行われる可能性があるので、その対策技術が海洋環境・海洋生態系へ与える影響を事前に明らかにすることが必要である。そのため、小規模の鉄濃度調節実験と関連する観測をこの海域で行う。本課題では、鉄濃度調節実験で起こる海水炭酸系の変化・炭素固定と生物生産の関係の研究を分担する。

全体計画

平成13年度は西部北太平洋で最初の鉄濃度調整実験を行い、海洋表層二酸化炭素分圧の変動と植物プランクトン量の関係、炭素の沈降量を明らかにする。平成14年度はアラスカ湾で行われる国際共同実験で、開発した測定技術を応用する。平成15年度にはこれらの実験結果のまとめを行い、太平洋高緯度海域における鉄濃度調節が環境へ及ぼす影響を定量化する。

今年度の研究概要

本年度は、東京大学白鳳丸による西部亜寒帯太平洋航海で、植物プランクトンの種レベルの増測と鉄要求の関係を、船上実験で解析する。また、昨年、一昨年の実験において分担した、炭素と栄養塩の挙動について、その結果の詳細な解析を行なう。

備考

研究代表者:津田敦(東京大学)
共同研究者:武田重信(東京大学)

課題代表者

野尻 幸宏

  • 地球環境研究センター
  • 連携研究グループ長
  • 理学博士
  • 化学
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担当者