ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

安定同位対比測定技術を用いた湿地林生態系の栄養塩負荷の履歴解読に関する研究(平成 14年度)
Studies on natural history of nutrient loading to forested wetland using stable isotope approach

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0103CD150
開始/終了年度
2001~2003年
キーワード(日本語)
釧路湿原,ハンノキ,安定同位対比,年輪
キーワード(英語)
KUSHIRO MIRE,ALDER ,STABLE ISOTOPE,TREE RING

研究概要

人間活動や開発行為等に影響されやすい移行帯としての湿地林生態系を対象とし, 人間活動により激しく撹乱された釧路湿原において,集水域からの栄養塩類の流入量評価とその生態系影響、並びに緩衝機能を調査・解析し,湿地林生態系管理のための科学的知見を得ることを目的とする。
様々な湿地林の機能を最先端技術(安定同位体比の測定)を用いて評価し、最終的に湿地林生態系の総合的管理手法確立を目指している。

全体計画

調査研究は北海道の釧路湿原で行い,河川流入区(A)・河川非流入山地近隣区(B)・河川非流入湿原中央区(C)の3ヶ所に伐採区・対照区(約10mx10m)を設ける。河川からの低層湿原への栄養の流入をハンノキの成長や安定同位体分析及び環境分析によって評価する。得られたデータを海外の共同研究者と検討し国際比較を行う。特に,HGM評価モデルの開発に関するパラメータ化について検討する。

今年度の研究概要

伐採したハンノキの円盤サンプル(合計約60本)から年輪を読み取り,年成長及び同位体比を明らかにし,各区での比較を行う。
自然の環境変動調査を継続しモデルのためのパラメータを得る。さらに栄養の流入を実証するため人工的に安定同位体(肥料)を現場に添加し、その挙動を追跡する。伐採したハンノキの円盤サンプルから添加された安定同位体の挙動を明らかにする。湿地林と周辺域エコトーンでの水の動態・物質循環・環境変動についてモデルによるシュミレーションを行い、集水域による湿地林への影響を予測する。

課題代表者

野原 精一

  • 生物・生態系環境研究センター
    生態系機能評価研究室
  • 室長
  • 理学博士
  • 生物学,理学 ,水産学
portrait