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サンゴ礁生態系の攪乱と回復促進に関する研究(平成 14年度)
Study on the disturbance and restoration of the coral reef

予算区分
BA 環境-地球推進 F-5
研究課題コード
0002BA123
開始/終了年度
2000~2002年
キーワード(日本語)
サンゴ礁,水中画像アーカイビング,蛍光顕微鏡,モデル,環境管理
キーワード(英語)
CORAL REEF,UNDER-WATER IMAGE ARCHIVING,X-RAY FLUORESCENCE MICROSCOPE,MODEL,ENVIRONMENTAL MANAGEMENT

研究概要

世界各国のサンゴ礁が劣化の危機に瀕しており、その回復のための環境管理手法を確立する必要性が増している。このためには、サンゴ礁変動の経年変化を検知し、それから得られたサンゴ群体の成長・劣化のパラメータに基づいてモデルを作成することが基礎となる。この時、従来の物質のフローを中心としたモデルでは不十分なため、森林変化の評価等に使われる個別生態モデルと同様に、個々のサンゴのコロニーの成長・劣化のモデルを立て、環境要因の変化にしたがってサンゴ礁が長期的にどのような応答をするかの解析を行う。

全体計画

八重山諸島黒島周辺のサンゴ礁において、コドラート地点を設け、比較的成長の速い卓状ミドリイシ類については、毎年夏季に群体の水中立体画像を取得する。これをアーカイブ(保存画像ファイル)として蓄積し、解析することにより、個別群体ごとの成長、劣化の頻度などのパラメータを求める。比較的成長の遅い塊状サンゴについては、群体の骨格標本を採取し、蛍光X線顕微鏡で年輪ごとのCa/Sr比を面的に計測し、成長・劣化と環境要因の関連を調べる。

今年度の研究概要

1) 水中立体画像の取得を継続するとともに、1994年からの画像と併せて9年間の時系列として整理し、アーカイブとして確立する。また、群体の年輪解析については,多孔質であることに起因する蛍光X線顕微鏡出力のばらつきを平滑化する方法を考案し、サンゴの成長・劣化と環境要因の関連を調べる。
2) 1)で得られたパラメータに基づいて、個別のコロニーの成長、競合等をシミュレートするモデルを発展させる。また、このモデルを、サンゴ礁の管理につなげるための手法を考案する。

備考

課題代表者:渋野拓郎(水産総合研究センター西海区水産研究所石垣支所亜熱帯生態研究室長)

課題代表者

原島 省

担当者

  • 功刀 正行