【概要】気候変動に関わる将来を議論する際に、社会経済・排出・気候・影響等の複数の道筋を描いた「シナリオ」が用いられます。IPCC報告書に登場するような一連の気候変動シナリオは、今や専門家のみならず、国際交渉に携わる行政担当者、緩和・適応推進に取り組む自治体担当者、TCFD対応等を背景に移行リスク・物理リスクの分析が求められる企業の担当者、気候変動を報道するメディアなどにとっても理解することが必須なツールとなってきています。本年6月20~22日に国際応用システム分析研究所(オーストリア)で開催されたScenarios Forum 2022では、社会経済・排出シナリオの開発や、それらのシナリオを前提とした気候予測や気候影響評価に取り組んできた500名以上の研究者らが出席し、最新の研究動向の共有、分野連携の模索、研究ニーズやシナリオ開発・応用の方向性の議論が行われました。本ウェビナーではまず会議の参加者が、それぞれの専門分野の視点から、会議の論点や注目すべき最新研究について6件の紹介をします。さらに、質疑・総合討論の時間を設け、ウェビナー参加者も交えた議論を行います。