
社会システム領域の研究対象は、社会や人間行動と、環境との関係です。
人びとが健やかに暮らせる環境が長期的に維持された社会を構築するため、環境・社会・経済間の関連性や、それをより良いものにしていく技術、社会構造、制度等について研究・調査をしています。
上記の目標を掲げ、私たちは専門性を活かした研究成果の創出に努めています。同時に「社会を変えてこその研究」を合言葉に、成果を社会に還元するための対話や国際連携、人材育成にも積極的に取り組んでいます。この目標は今も、そしてこれからも、私たちの変わらぬ行動指針であり続けます。
一方で、近年の社会や環境の変化は、予想を大きく超えるスピードで進んでいます。国際情勢の変化、主要国の政策の揺れ、AI技術の急速な進展などに加え、気候変動に伴う異常気象の増加も、私たちが実感せざるを得ない現実です。こうした状況に向き合うためには、研究の進め方自体も常に見直し、柔軟に対応していく必要があります。
社会システム領域の研究者には、専門性を深めることに加え、社会の課題解決を優先し、さまざまな人や組織と対話しながら研究を進める姿勢が求められます。私たちは今後も研究成果の発信を大切にし、多様なステークホルダーと協力しながら、社会とのつながりを深めていきたいと考えています。
これからも皆様にご期待いただける研究活動を進めてまいります。どうぞ温かいご支援と応援をよろしくお願い申し上げます。
社会システム領域長 高橋 潔
社会システム領域のパンフレット(2021年発行)
社会システム領域のロゴマーク

このロゴマークは、地球の上に描かれたSocialとSustainabilityを意味する「S」の道が、人間社会を表す「家」と環境を表す「木」に向かって伸びていくことで、人間活動と環境の調和した明るい未来に向かっていく様子を表現しています。
組織図
