領域紹介

領域長挨拶

社会システム領域長 亀山 康子

環境研究は、環境問題を解決するためにあります。環境問題を解決するためには、自然や生態系の変化や動態を調べることが重要ですが、それと同じくらい、人間社会や人間行動についても研究していくことが必要です。なぜなら、人間社会・人間行動は、多くの環境問題を生み出す原因であると同時に、その結果としての被害の受け手でもあるからです。

社会システム領域では、人間社会や人間行動と環境との関係に焦点をあて、環境が良好な中で人間がゆたかで幸せな社会を構築する道筋を探ります。最近ではSDGs(国連の持続可能な開発指標)という言葉が知られるようになりましたが、この言葉の出発点である「持続可能性」という概念は、環境保全、経済的発展、社会的安定性が同時達成される状態を目指しているという点で、私たちの立ち位置と合致します。気候変動抑制のために温室効果ガス排出量を大幅削減しつつ経済発展を継続する方法、一つの地区の中でエネルギーと資源と廃棄物処理と産業をすべてつなげる技術の評価、環境—経済—社会同時達成を実現できる政策パッケージといったテーマが、私たちの研究テーマとなります。

さらに私たちは、時間軸も検討対象に織り込んでいきます。多くの環境問題は長期的展望が求められます。結果、長期的にみれば全体として良いはずなのに、短期的に見ると対策費用ばかりがかかってしまうように受け止められてしまうことがあります。将来世代に何を残すのか。社会の構成員である皆様とともに考えていきたいと思っています。

社会システム領域長 亀山 康子 

社会システム領域のパンフレット(2021年発行)

社会システム領域のロゴマーク

このロゴマークは、地球の上に描かれたSocialとSustainabilityを意味する「S」の道が、人間社会を表す「家」と環境を表す「木」に向かって伸びていくことで、人間活動と環境の調和した明るい未来に向かっていく様子を表現しています。

組織図

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