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飛行中の旅客機が世界の温室効果ガスを測っている?

世界中の空を旅する旅客機が、実は温室効果ガスの観測にも活躍しています。民間航空機を使った「CONTRAIL」プロジェクトでは、機体に観測装置を搭載し、飛行中に上空の大気を採取して二酸化炭素やメタンの濃度を継続的に測定しています。

上空の大気データは地上に比べて極端に少なく、航空機をチャーターすると費用も高額です。しかし旅客機なら、通常運航時に世界各地の大気を効率的に採取することができます。2025年時点で、日本とヨーロッパ、北米、オーストラリア、アジア諸国を結ぶ航路上で観測を続けています。
このプロジェクトは1993年に自動大気サンプリング装置を搭載してスタートし、2005年にはリアルタイムで測定できる連続測定装置を加えて観測を開始。2025年12月には次世代機であるボーイング787-9型機にもそれらの装置が搭載され、新たに中東での観測が期待されるなど、今も進化を続けています。

Image by Adobe Stock

2025/12/16
#温室効果ガス #大気観測 #航空機

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2025/06/30

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