海のベルトコンベア?「海洋大循環」とは?
深層での循環の出発点となるのは、表層の海水が深層へと沈み込む現象です。北大西洋北部では表層の海水が冷やされることで重くなり、海底まで沈み込み、赤道を通り過ぎて南極まで流れていきます。さらに南極付近で沈み込んだ海水と合流してインド洋や太平洋まで流れていき、表層付近で浮上します。
この大規模な海水の流れを「海洋大循環」といい、ものを運ぶベルトコンベアに例えて「ベルトコンベアモデル」とも呼ばれています。
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日本海で海洋の未来を予測する
2024/03/25