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国土の63%を占めている永久凍土地域は、モンゴルの自然環境を維持するために欠かせない存在です。

永久凍土がモンゴルに与える恵みとは?
永久凍土は水が浸み込みにくく、地表から永久凍土層までの間に降った雨水を貯蓄することができます。さらに、永久凍土からから融け出た水によって土壌を湿らせ、植物に安定的に水分を供給する役割を果たします。しかし、永久凍土が地表から2m以上の深さにある場合、融け出した水は植物の根まで届かなくなります。 雨量が少ないモンゴルでは、永久凍土がなければ地面がすぐに乾燥し、草が育ちにくくなります。草が減少すると、家畜を飼うことが難しくなり、遊牧民の生活にも影響が出ます。
国土の63%を占めている永久凍土地域は、モンゴルの自然環境を維持するために欠かせない存在です。

Image by aalutcenko/Adobe Stock
2024/03/25
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大気・水・土壌