2024/04/252分で読めます
大気中のエアロゾルは直接放出される一次排出エアロゾルと気体の揮発性有機化合物(VOC)の酸化反応によって生じる二次生成エアロゾルに分けられます(図の点線と実線「生成」参照)。生成したエアロゾルは気体のオゾンやヒドロキシルラジカルと不均一反応(多相反応)を起こし、構成する化学成分が変化します。この変質過程は、エアロゾルの「エイジング」と呼ばれています。エイジングによって、エアロゾルの放射強制力(気候に対して与える放射の大きさ)やヒトへの毒性も同時に変化するため、エイジングを分子レベルで研究することがとても重要です。
大気中の粒子も歳をとる?
2024/04/25