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モンゴルの草原が消える?環境劣化の原因とは?
モンゴルの人々は長年、草原で家畜を放牧しながら暮らしてきましたが、近年、その草原が過放牧や永久凍土の融解により減少していることが明らかになっています。
特に近年、価値の高いカシミヤ生産のため、ヤギの数が増加しています。ヤギは草の根まで食べてしまうため、草原の植物が再生できないほどのダメージを受けます。さらに、永久凍土が融解すると、土壌に水分を蓄える能力が失われ、草の成長が困難になります。家畜の増加により草が覆われた地面が減少すると、地表の熱が地下に伝わりやすくなり、永久凍土の融解がさらに進む悪循環が生じています。 この問題に対処するには、国際協力や家畜の適正な頭数管理が求められています。

Image by Владимир Крышковец/Adobe Stock
2024/03/25
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モンゴルの草原と人々の生活を守るために
2024/03/25

大気・水・土壌