閉じる
#大気・水・土壌

火山の噴火で地球が冷える?

大気中に存在する微小な固体や液体である「エアロゾル」には、種類によって地球温暖化を進めるものもあれば抑えるものもあります。

火山の噴火で発生する大量の灰やガスはエアロゾルとなります。噴火の勢いで一気に上昇し、高度10km以上にまで到達したエアロゾルは、大気中に数年間も漂い続けます。 噴火で発生する硫酸塩エアロゾルは、光を吸収せず、全て散乱させます。すると、地球に届く光が減り、地球が冷えることに繋がります。1991年にフィリピンのピナツボ火山が噴火したときには、成層圏に到達した硫酸塩エアロゾルの影響で地球が冷え、日本は記録的な冷夏となり、「平成の米騒動」といわれるほどの米不足になりました。

 Image by Eva Kali/Adobe Stock

2024/05/24
#地球温暖化 #エアロゾル

シェアする

じっくり読みたい!

大気汚染と気候の複合問題への挑戦~数値シミュレーションを用いた高解像度予測の最前線~

2024/05/24

大気汚染と気候の複合問題への挑戦のサムネイル画像

大気・水・土壌

この記事に関連する情報

1分で読みたい

じっくり読みたい

一覧から探す

キーワードから探す

TOPページへ戻る
    
国環研Viewへようこそ

どちらで楽しみますか?

国環研Viewとは