放射性物質の環境中での動き
コラム5
原発事故によって、大量の放射性物質が環境中に放出されました。大気中に放出された放射性物質は、風によって移流・拡散し、福島県のみならず、その近隣県や南関東などの広い範囲の森林、農地、市街地などに沈着し、河川水、土壌、生態系、農林水産物、さらには上下水処理汚泥や廃棄物焼却灰(コラム3)など、様々な環境媒体に移行しました。このような放射性物質は、物理的に崩壊することによって時間的に減少(コラム2)しつつありますが、まだ自然環境中に残存しているものは、媒体内を少しずつ動いたり、他の媒体に移行したりしています。放射性物質によって汚染された被災地の環境回復を進めるためには、このような自然環境中における放射性物質の動きを把握し、その将来を予測することが非常に重要です。

図5:原子力発電所から放出された放射性物質の自然環境中での動き(模式図)
目次
目次
- 環境儀 NO.58
- Interview 研究者に聞く
- コラム1
- コラム2
- コラム3
- コラム4
- コラム6
- コラム7
- Summary
- 研究をめぐって
- 環境儀 NO.58 [9.5MB]
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