
夏の大公開2023報告
「夏の大公開2023」を終えて
一般公開分科会 近都浩之
去る7月22日、国立環境研究所「夏の大公開」が4年ぶりに対面形式で開催されました。夏の大公開では、普段一般の方が入ることが出来ない研究所の施設を公開し、そこで催される様々なイベントを通じて、私たちが行っている研究活動をご紹介しました。(環境リスク・健康領域の企画「夏の大公開2023」参照)
環境リスク・健康領域では、環境リスク研究棟、水環境実験施設、ナノ粒子健康影響実験棟、環境保健研究棟が公開されました。環境リスク研究棟で行われた「サメや磯の生きもののタッチプール」では、トラザメに触れてサメ肌を体感することができました。さらに普段目にする機会のないトラザメやネコザメの卵殻を見ることができ、サメの種類によって形が全く違うことに子供だけではなく大人も興味津々の様子でした。「【吸着】して水をきれいにしよう!」では、子供たちが色の付いた水を様々な吸着剤に通す実験をして、その結果に驚いていました。白衣を着て真剣に実験する姿勢は、研究者さながらの姿でした。他の施設でも様々なことを体験でき、貴重な経験になったのではないかと思います。
今年は4年ぶりにも関わらず多くの方にご来場いただきました。こうしたイベントが環境問題や科学に関心を持つきっかけとなれば幸いです。次年度以降も、魅力的な夏の大公開にできるようにスタッフ一同努めてまいります。
皆様のまたのご来場を心よりお待ちしています。
*環境リスク・健康領域の「夏の大公開2023」企画 当日の様子*
E.ナノ粒子健康影響実験棟
E1ふだんは見えない空気中の微粒子(チリ)を見てみよう
G.水環境実験施設
G1水辺の生きものめぐりクイズラリー
G2メダカを知ろう!
I.環境保健研究棟
I1子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)ってどんな調査?
I2エコロン&チルルンのクラフト&ぬり絵体験コーナー
I3エコチル調査を体験しよう!
J.環境リスク研究棟