国立研究開発法人 国立環境研究所
環境リスク・健康領域 Health and Environmental Risk Division
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領域長挨拶

ご挨拶

「環境リスク・健康領域長 渡邉英宏」の写真

科学技術の発達、そして大量生産、大量消費によるコストダウンなどから、私達は、便利さ、快適さを享受できるようになってきました。この半面、浄化や還元できるレベルを超えた負荷を、自然、地球に与え続けていると考えられています。これに対して、第5次環境基本計画で提唱されているように、今後、環境・経済・社会を統合的に考えていく必要があると思っています。一方、化学物質に関して言えば、便利さ、快適さの追求から、多種多様に製造され、利用されている現状ですが、化学物質がヒトや生態系に及ぼす影響を知り、化学物質と上手に付き合っていく社会の構築がますます必要となっていくでしょう。このような背景を受け、私達、環境リスク・健康領域では、化学物質などのヒト、生態系に対する曝露や影響の知見を得て、理解して、そしてリスク管理を行う研究を行っていきます。2021年からスタートする第5期中長期計画では、これらを基礎的、基盤的に推進する研究を行う環境リスク・健康分野とともに、戦略的研究プログラムとして「包括環境リスク研究プログラム」を展開していきます。リスク管理では、政策を通した社会実装が重要であり、政策対応型研究も推進していきます。これに加えて、基盤計測センター、エコチル調査コアセンターを含めて一体として邁進し、より良い環境を求めて研究を進めさせて頂きたいと思います。

令和3年4月1日
環境リスク・健康領域長
渡邉 英宏
 


環境リスク・健康領域

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