都市大気における粒子状物質削減のための動態解明と化学組成分析に基づく毒性・健康影響の評価
本課題は、第3期中期計画で導入された分野横断型公募研究の2年度目に採択された課題です。
研究を分担する主体は、地域環境研究センター、環境計測研究センター、環境リスク研究センター、環境健康研究センターです。
粒子状物質とは、硫酸塩、硝酸塩、有機物、元素状炭素などからできている、直径が数ナノメータから数マイクロメータの大きさの粒子です。これらは、粒子として排出される場合や、ガスとして排出され大気中で変化して粒子になる場合があります。粒子状物質は濃度が高いと健康への影響もあると考えられています。本研究では、以下の課題に取り組み、都市大気における粒子状物質の削減に貢献することを目標としています。
- 粒子やガスの発生源情報、大気中での輸送、化学反応、状態の変化など粒子状物質の動態の理解と粒子濃度分布の把握
- 子状物質に含まれる化学物質と毒性・健康影響の評価