夏真っ盛りといえる日が続いていますね。国立環境研究所では先月7月22日に毎年恒例の「夏の大公開」を開催しました。今年は過去最多の5400人を超える来場者を迎え、大盛況に終わりました。社会環境システム研究センターも様々な企画を出展し、たくさんの方に体験・見学していただきました。ここでは、当日の様子を前後編に分けてレポートします!まずは前編です。
夏休み最初の土曜日ということもあってか、小学生や、親子でご来場いただいた方も多かった印象です。早い時間からたくさんの人でにぎわいました。
地球温暖化についてどんなことを知っていますか?この企画では温暖化に関連するポスターを展示し、それを見ながらクロスワードパズル、〇×クイズ、ワードサーチパズルなどに取り組んでもらいました。参加者は小学生が中心でしたが、多くの大人の方にも参加していただきました。
地球温暖化が私たちの生活に影響していると感じることはあるでしょうか?今回は、地球温暖化による様々な影響の予測結果や、それらに対応するための適応策についても解説しました。「かんきょうもんだいパズル」(温暖化の影響予測を題材にしたパズル)は、たくさんの子どもたちに人気がありました。また、今回は「ここがヘンだよ!?日本列島」と題したアンケートを実施し、最近の日本の気候に関して変わってきたと思うことを選んでもらいました。
地球温暖化を防ぐには、二酸化炭素を大量に排出している今の社会から、二酸化炭素をほとんど排出しない社会(低炭素な社会)に世の中を変えていくことが必要です。皆さんが考える未来の社会はどれくらい低炭素なのでしょうか?低炭素ナビの体験企画では、未来の社会の様子についてそれぞれが設定した条件によって、2050年までに二酸化炭素排出量をどれほど減らせるかの予測を数値やグラフで知ることができます。今年は日本全体を対象としたものと、つくば市を対象としたものの二種類のツールを体験していただきました。
参考:
2050低炭素ナビへのリンク http://www.2050-low-carbon-navi.jp/