
曝露動態研究室Exposure Dynamics Research Section
研究概要

エクスポゾームやバイオモニタリング、曝露係数・曝露シナリオの定量に関する研究を行っています。特に化学物質曝露後の体内動態に着目して、疫学研究、毒性学研究などと共同し、化学物質の健康影響評価手法について研究します。
先端的な分析機器を導入し、化学物質の人や実験動物の体内分布や組織の変化等を観察し、その影響を研究しています。例えば、精密質量顕微鏡を用いることで、組織内の体外・体内由来の物質の分布を可視化します。どの組織に化学物質が分布しているかを調べ、エコチル調査等の疫学研究での結果をメカニズムの観点から確認します。また、人工知能(AI)などの高度な解析手法を用いて、化学物質の体内動態に影響する要因を探ります。