1. 研究の背景と目的
日本と韓国は地理的にも近く、廃棄物管理および資源循環政策において、共通する課題を多く抱えています。しかし、両国間で統計調査の体系や定義が異なるため、統計情報の直接比較が困難でした。
そこで、NIES資源循環領域は、NIERと連携し、日本および韓国で整備されている廃棄物統計情報を共通する内容で整理し、比較可能な形にまとめることを目的として、統計資料集の作成を進めてきました。
今回公開した統計資料集は、両国の廃棄物発生量、処理状況、リサイクル率などの廃棄物管理に関する基礎的な統計情報を収録したものです。
2. 研究手法
まず、日本および韓国の廃棄物管理に関する統計情報を収集し、両国における調査体系・分類・定義の差異を整理・検証しました。続いて、共通の分類体系に基づいて相互に比較可能となるデータセットを構築し、項目間の整合性を確保しました。さらに、利用者が誤解なく活用できるよう、各統計項目に解釈上の留意点や、日韓比較の際に参照できる補足情報として説明コメントを付しました。最後に、これらの成果を統計資料集として編集し、オンラインで公開しました。
3. 研究結果と考察
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両国の統計体系の差異が明確になり、比較に用いることができる指標を抽出しました。
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廃棄物発生量や資源化率などの主要指標について日韓の特徴的な傾向を把握しました。
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両国の制度および施策動向を相互に理解するための情報を整備し、これにより、双方が相手国の施策や政策から得られた知見を自国の政策形成や施策改善に活用し得る基盤情報が整備されました。
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その他の地域を見据えた国際比較研究の基盤、統一フォーマットを整備しました。
4. 今後の展望
対象分野の拡大や、さらに詳細な統計項目の整備、比較分析など踏まえ、本資料集の継続的な更新を予定しています。また、アジア地域における循環経済(Circular Economy)の推進に向け、日韓以外の国や地域を含めたデータ連携の可能性も検討していきます。
5. 公開資料
【タイトル】
日韓廃棄物管理統計資料集
(英)Databook on Waste Management in the Republic of Korea and Japan
【発行機関】
National Institute of Environmental Research, Republic of Korea
National Institute for Environmental Studies, Japan
【公開媒体】オンラインでの公開資料
【URL】https://www-cycle.nies.go.jp/jp/db/book/index.html
6. 担当研究者等
7. 問合せ先
【研究に関する問合せ】
国立研究開発法人国立環境研究所 資源循環領域
廃棄物処理処分デザイン工学研究室
主幹研究員 河井 紘輔
室長 石垣 智基
資源循環研究国際推進オフィス
国際研究支援専門員(資源循環領域)青木 多美
オフィスマネージャー 蛯江 美孝
intwaste_ra(末尾に”@nies.go.jp”をつけてください)
【報道に関する問合せ】
国立研究開発法人国立環境研究所 企画部広報対話室
kouhou0(末尾に“@nies.go.jp”をつけてください)
