組織紹介-地域環境保全領域

領域長あいさつ

地域環境保全領域長 珠坪 一晃

珠坪 一晃領域長の写真

 地域環境保全領域は、その前身において大気、水質、土壌汚染などのいわゆる公害問題に関する研究を進めてきた経緯があります。国内においては、深刻な公害問題は少なくなってきていますが、エアロゾル、オキシダント濃度の超過、閉鎖性水域の富栄養化、一部の海域の貧栄養化、人口減少による排水処理インフラ維持の困難化など、私たちの生活を脅かす課題は山積しています。このように「大気・水・土壌」が人間を含むあらゆる生物の生存を支え、人々の社会活動の基盤であることは、過去も現在も未来も変わりません。近年、気候変動や人口の偏在など地域環境に影響をもたらす要因が多様になっています。地域環境保全領域においても、単に大気質、水質の保全のみならず、生態系の保全や健全な水循環、地域の持続性などのより広い観点からの研究が重要になります。

 私たちは、大気・水・土壌における多様な物質群の発生・輸送・蓄積・反応・消失過程について理解し、大気・水・土壌をよりよい状態に保全し、健全な社会活動が持続することを目指して調査・研究・技術開発を行ってまいります。我々の領域に冠された「地域」という言葉は市町村からアジア太平洋地域などの国際地域まで様々なスケールがありますが、どのようなスケールにおいても、私たちの生活に密着したという含意を持っています。私どもはこれからも持続的な社会の発展を支え、地域に密着した様々な環境に関する課題解決を目指します。