資源効率の飛躍と健全な社会変革を導く為の循環経済プラットホーム(令和 8年度)CE-Plat: Circular Economy Platform for Resource Efficiency and Systems Transformation
- 研究課題コード
- 2630AX001
- 開始/終了年度
- 2026~2030年
- キーワード(日本語)
- 循環経済,リサイクル,廃棄物管理,産業エコロジー,データベース
- キーワード(英語)
- Circular economy,Recycle,Waste management,Industrial ecology,database
課題代表者
中島 謙一
- 資源循環領域
国際資源持続性研究室 - 室長(研究)
- 博士(工学)
- 工学,材料工学
研究概要
地球的な危機・脅威を背景に、物質のライフサイクルに関わる多様な生産者と消費者が物質フローの長期的革新戦略を持つことの実装牽引を担うため、必須となる手法開発と情報基盤を一体的に整備する。具体的には、循環経済(CE)に関わる各主体が目標設定、進捗把握、問題点の把握を可能していく研究手法の開発と事例研究に取り組み、国・自治体・企業・市民などの利用主体に合わせた情報基盤を整備する。また、循環経済の転換と進捗管理に有用な既存データの更新を含め、循環経済の研究情報を一元的に発信する「CE-plat」の開発にも取り組む。その上で、国立環境研究所におけるCE研究の発信起点として、国際機関や国内外の研究機関との連携を通じ、CE研究の社会実装をけん引する。
研究の性格
- 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
- 従たるもの:基礎科学研究
全体計画
手法開発と事例研究として,進捗点検を支える物質フロー管理指標の設計,物質フロー分析用産業連関分析モデルの開発および対話志向可視化ツールの作成を行う。また危機・脅威を把握するため,資源兵站を支えるサプライチェーン構造とリスクの可視化と共に,脱炭素・資源効率技術の社会実装に伴う影響の連鎖の未然把握と対策立案に取り組む。そして障壁の把握として,技術の実装・加速を妨げる障壁,CE普及による環境負荷低減の条件となる消費者の受容性と障壁を同定する。また,将来の環境負荷の算定の為の方法論を開発する。また、情報基盤の整備では、上記研究を通じて得られる新規データに加え、既存のデータベース(3EID、一般廃棄物DB、途上国廃棄物DB、処分場DB、国際資源フローDBなど)を、効果的、且つ、一元的に発信する術を開発する。 その上で、データの整備・利活用を通じた社会連携・人材育成に取り組む。
今年度の研究概要
新規データに加え、既存のデータベースなどの更新・維持管理・公表を進めるとともに、「CE-Plat」開発のためのワイヤーフレームの設計に着手する。一般廃棄物DBのデータベースの更新を行うとともに、一般廃棄物統計の調査方法の改善について検討を行う。韓国国立環境研究院(NIER)とともに日韓廃棄物管理統計資料集を作成し、公開する。最終処分場の調査に関する情報共有プラットフォームの運用を通じて、処分場の管理事業体および地方環境研究所を含む調査主体に向けて維持管理情報および調査方法に関する情報発信および問い合わせ窓口として活用する。また、処分場の監視データを活用し、維持管理期間を予測するWebアプリケーションを搭載した対話型プラットフォームを構築する。
外部との連携
韓国国立環境研究院、鳥取県衛生環境研究所、大阪府立環境農林水産総合研究所、埼玉県環境科学国際センター