衛星観測に関する事業(令和 8年度)
Satellite Observation Project

研究課題コード
2630AS010
開始/終了年度
2026~2030年
キーワード(日本語)
気候変動,温室効果ガス,リモートセンシング,GOSATシリーズ
キーワード(英語)
climate change,greenhouse gas, remote sensing,GOSAT Series

課題代表者

松永 恒雄

  • 地球システム領域
    衛星観測センター
  • センター長
  • 博士 (工学)
  • 工学

担当者

研究概要

第5期に引き続き、環境省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)及び国環研の三者が連携して推進している温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)シリーズプロジェクトにおいて、衛星による温室効果ガス濃度等の全球観測を継続的に実施し、全球炭素循環や関連物質の濃度分布の科学的理解の深化及び将来の気候予測の高精度化に貢献する。また、衛星を用いた各国の温室効果ガスや短寿命気候強制因(SLCF)、粒子状物質の排出インベントリや排出削減活動の検証に関する技術を開発し、環境省の地球温暖化関連施策へ貢献する。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

 2009 年および 2018 年に打ち上げられ、現在後期運用期間中の 1 号機(温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT))および 2 号機(GOSAT-2)については、第5期に引き続き、取得したデータの定常処理を継続し、二酸化炭素、メタンなどの濃度等を算出するとともに、そのプロダクトの検証と保存、提供、広報活動を実施する。さらにその運用終了に向けた検討や準備作業を環境省、JAXA などとともに必要に応じて実施する。
 2025 年に打ち上げられた 3 号機(温室効果ガス・水循環観測技術衛星、GOSAT-GW)については、その定常運用期間中に取得したデータの定常処理を開始し、二酸化炭素、メタン、二酸化窒素の濃度等を算出するとともに、そのプロダクトの検証と保存、提供、広報活動を実施する。特にデータ処理に関するアルゴリズム・システムの改良や処理結果の検証に重点的に取り組む。
 さらに、GOSAT シリーズのデータ利用の拡大などを目的として、内外の研究機関・研究者との連携を推進する。他の研究機関等に最適な専門家がいる分野に関しては、機関間共同研究や委託業務などを通して我が国としての成果の最大化を図る。さらに GOSAT シリーズのデータ処理に必要な気象データの一部を気象庁との協定に基づき入手するほか、検証サイトにおいて地上観測を行っている海外の大学・研究機関等とも協定を結び、検証観測装置の設置・運用や検証データの早期入手を進める。他国の同種衛星についても、機関間の協力協定などを通して連携を推進する。 
 さらに気候変動に関する科学への貢献等を目指し、4 号機の検討を 2030 年代前半の打上げを想定して進める。

今年度の研究概要

 GOSATおよびGOSAT-2については、取得したデータの定常処理を継続し、二酸化炭素、メタンなどの濃度等を算出するとともに、そのプロダクトの検証と保存、提供、広報活動を実施する。さらにその運用終了に向けた検討や準備作業を実施する。
 GOSAT-GWについては、定常的なJAXAからのデータ受信とその一般配布を開始する。さらに受信したデータの高次処理の試行を開始し、二酸化炭素、メタン、二酸化窒素の濃度等を算出するとともに、そのプロダクトの検証と保存、広報活動を実施する。特にデータ処理に関するアルゴリズム・システムの改良や処理結果の検証に重点的に取り組む。
 GOSAT シリーズのデータ利用の拡大などを目的として、内外の研究機関・研究者との連携を推進する。他の研究機関等に最適な専門家がいる分野に関しては、機関間共同研究や委託業務などを通して我が国としての成果の最大化を図る。さらに GOSAT シリーズのデータ処理や検証に必要な各種データを内外の関係機関との協定などに基づき、入手する。他国の同種衛星についても、機関間の協力協定などを通して連携を推進する。また気候変動に関する科学への貢献等を目指し、4 号機の検討を 2030 年代前半の打上げを想定して進める。
 これらを通じて、全球炭素循環等の科学的理解の深化、将来の気候予測の高精度化、我が国及び世界各国の気候変動施策の推進に貢献する。

外部との連携

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人情報通信研究機構、国立大学法人筑波大学

備考

一部の業務は環境省委託費により実施する。

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