資源循環の脱炭素とリスク低減の便益を最大化する合理的化学物質管理(令和 8年度)
Chemicals Management for Maximizing the Decarbonization and Risk-Reduction Benefits of Material Cycles

研究課題コード
2630AB104
開始/終了年度
2026~2030年
キーワード(日本語)
資源循環,化学物質管理,温室効果ガス排出削減,トレードオフ,統合評価,
キーワード(英語)
circular economy,chemicals management,greenhouse gas mitigation,trade-off,integrated assessment,

課題代表者

小口 正弘

  • 資源循環領域
    資源循環社会システム研究室
  • 主幹研究員
  • 博士 (工学)
  • 工学,システム工学,化学

担当者

研究概要

資源循環の拡大は温室効果ガス(GHG)排出削減に寄与する一方、循環資源に含まれる化学物質管理とのトレードオフを生じる可能性がある。この関係は、脱炭素化に向けた資源循環の拡充における障壁となりうる。本研究では、資源循環における合理的な化学物質管理への転換に資するため、資源循環に伴う化学物質リスクとGHG排出削減を統合的に評価し、資源循環における合理的な化学物質管理の方法・レベルを導出するための枠組みを構築する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

プラスチックリサイクルや土石系廃棄物・副産物の資材利用等を事例とし、化学物質リスク低減とGHG排出削減の効果が総合的に最大化される資源循環・化学物質管理シナリオの例と、その評価枠組みを提示する。3年目までに、循環資源における化学物質の存在実態の解明、異なる化学物質管理シナリオにおいて制約される資源循環フローの推計を行う。これらをもとに、5年目までに、化学物質リスクの低減効果および、資源循環フローの制約によって失われるGHG排出削減効果の定量化を行い、両者の効果が総合的に最大化される資源循環・化学物質管理シナリオを探索・提示する。

今年度の研究概要

素材、製品、地域等を考慮したプラスチック、再生砕石等の土石系副産物の発生と循環利用フローを推計する。プラスチック添加剤、土石系副産物の重金属の含有・溶出に関するこれまでの実験データや文献データの整理を行う。リスク評価と温室効果ガス削減効果の算定のためのシナリオ整理を行うとともに、必要な情報収集に着手する。

外部との連携

大阪大学、大阪公立大学、横浜国立大学、東京大学、第一薬科大学、産業技術総合研究所、鐵鋼スラグ協会、日本鉱業協会、全国産業資源循環連合会