存在形態と活性評価に基づく水源と浄水処理におけるウイルスと原虫の特異的挙動の解明(令和 8年度)
Type-specific behavior of viruses and protozoa in drinking water sources and treatment processes based on their present forms and viability evaluation

研究課題コード
2628CD016
開始/終了年度
2026~2028年
キーワード(日本語)
水道システム,病原ウイルス,クリプトスポリジウム,バイオマーカー,溶存有機物
キーワード(英語)
Drinking water supply system,Pathogenic viruses,Cryptosporidium,Biomarker,Dissolved organic matter

課題代表者

三浦 尚之

  • 環境リスク・健康領域
    水道水質研究和光分室(リ健)
  • 主幹研究員

担当者

研究概要

気候変動にともなう極端降雨や渇水の発生により,水道水源の病原微生物汚染リスクの増加が懸念されている。本研究では,表流水を取水する浄水場において,平常時と降雨時の水道原水および浄水処理工程水試料を収集し,ノロウイルスやロタウイルスの存在形態を調査することで水源と浄水システムにおける挙動を明らかにする。また,収集した原水試料を用いて,ウイルスと原虫の同時濃縮手法を最適化しながら,クリプトスポリジウムの種・遺伝子型や活性を詳細に調べる。さらに,ウイルスの挙動に関連するバイオマーカーやその他の溶存有機物の特性を明らかにすることで,ウイルスの水環境中動態のさらなる理解と水道における微生物学的安全性の確立に資する知見を得る。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

本研究では,以下の4つのタスクに取り組む。
タスク1:水道原水・処理工程水の溶存態画分におけるウイルス存在形態の推定,およびViability PCRを用いたウイルス粒子としての完全性の評価。
タスク2:原水中のウイルスおよび原虫の同時濃縮手法の最適化と調査。
タスク3:原水中のバイオマーカーおよびその他の溶存有機物の調査。
タスク4:ウイルス粒子とバイオマーカー等の有機物との相互作用評価。

今年度の研究概要

水道水源流域の河川水や水道原水試料を収集し,ウイルスおよびクリプトスポリジウムの高効率な測定手法を検討する。また,浄水場から原水と処理工程水試料を収集し,PMMoV,ノロウイルス,ロタウイルス等の存在形態とウイルス粒子の完全性を調べ,データを蓄積する。

外部との連携

東京大学

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