陸域モニタリング(令和 8年度)Terrestrial Monitoring
- 研究課題コード
- 2630AX115
- 開始/終了年度
- 2026~2030年
- キーワード(日本語)
- 渦相関法,微気象,撹乱
- キーワード(英語)
- Eddy covariance method,Microclimate,disturbance
課題代表者
平田 竜一
- 地球システム領域
大気・海洋・陸域モニタリング推進室 - 主任研究員
- 農学博士
- 生物学,物理学,農学
担当者
- 梁 乃申地球システム領域
研究概要
地球環境システムの現状把握とその変動要因の解明、およびそれに基づく地球環境変動の予測に資するデータを整備するため、次のモニタリングを推進する。
森林をはじめとする陸域生態系において、温室効果ガス等の収支と、その変動を制御する生態系プロセスのモニタリングを行う。また、これらの観測に関する国内外ネットワークの中核的拠点として、観測手法の標準化、データの収集と流通促進を主導的に行う。
研究の性格
- 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
- 従たるもの:基礎科学研究
全体計画
国内のカラマツ林を主としフラックス観測タワーを設置している陸域生態系観測サイト(富士北麓フラックス観測サイト、天塩CC-LaGサイト、苫小牧フラックスリサーチサイト)において、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスや温暖化関連物質のフラックスを観測する。同時に森林を構成する要素別の炭素収支、および炭素収支を制御する生態系のプロセスを直接的にまたは分光反射特性や画像情報に基づく間接的手法で観測する。各観測サイトでは、フラックス観測ネットワーク(JapanFlux, AsiaFlux)および日本長期生態学研究ネットワーク(JaLTER)の中核的拠点として、観測手法の標準化とデータ流通促進に取り組み、特にアジアにおける観測ネットワークの強化に貢献する。
今年度の研究概要
富士北麓サイトにおいては、個葉レベル、林分レベルの地上観測、衛星観測といった異なる空間スケール、異なる手法に基づいた炭素収支定量評価のためのモニタリングデータの総合的な整備を継続する。間伐による人為撹乱やその後の大規模風害により発生した風倒木の増加が炭素収支に与える影響の追跡調査を継続する。天塩サイトについては、カラマツの育成課程を通した炭素・窒素の生態系内の循環過程の調査を継続し、群落構造の遷移と炭素収支の関連性を調べる。苫小牧フラックスリサーチサイトについては、通信環境の整備・強化を通じて、機器異常の早期検出によるデータの品質管理の高度化、データ共有の迅速化などをすすめ統合的観測プラットフォームとしての基盤を整備する。
外部との連携
北海道大学、信州大学、大阪府立大学、宇宙航空研究開発機構