ブルーム形成藻類と共生細菌の相互作用の多様性の解明(令和 8年度)Unravel the Diversity of Interactions Between Bloom-Forming Algae and Symbiotic Bacteria
- 研究課題コード
- 2627NA001
- 開始/終了年度
- 2026~2027年
- キーワード(日本語)
- 藻類ブルーム,共生細菌,ゲノム解析
- キーワード(英語)
- algal bloom,symbiotic bacteria,genomics
課題代表者
田辺 雄彦
- 生物多様性領域
生物多様性資源活用研究推進室 - 主幹研究員
研究概要
淡水の藻類ブルームと共存する未解明の細菌分類群について、新たな培養株の取得とゲノム解析による多様性と生態系機能の解明を行う。今回扱う細菌グループは培養が困難であることから謎が多いが、藻類ブルームの盛衰を制御する可能性が示唆されている。本研究の成果は、藻類ブルームの発生機構の解明と発生制御に役立てることができるほか、陸水生態系の炭素循環についても大きな知見を与えうるものであり、知的基盤整備に資するものである。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備
全体計画
課題代表者が最近発見した細菌は、淡水藻類ブルームを形成する藻類への付着により有光層に滞留する。また、藻類ブルーム内において、(1)好気性酸素非発生型光合成による独立栄養、(2)藻類の産生する有機物利用による従属栄養の二つを行う、つまり食の提供まで受ける「ヒッチハイカー」であると考えられるが、この種の実体、多様性、生態学的特性が謎に包まれている。この細菌および類縁細菌について、培養株の確立とゲノム解析を行う(1年目)
前年に引き続き培養株の確立とゲノム解析を行う。その結果から系統的多様性を解明し、藻類ブルームの発生制御や環境応答等の生態学的知見を得る。培養に成功した分離株は微生物系統保存事業を通して世界中の研究者に供する。(2年目)
今年度の研究概要
藻類ブルームに共生する細菌の実体、多様性、生態学的特性の解明のため、この細菌および類縁細菌について、培養株の確立とゲノム解析を行う。