気候変動と人間活動に対する草原とゴビ砂漠のエコシステムレジリエンスを評価する統合モデリングのためのデジタルネットワークプラットフォームの開発(令和 8年度)
Development of Digital Network Platform for Integrated Modelling to Assess Grassland and Gobi Desert Ecosystem Resilience against Climate Change and Human Activities

予算区分
SATREPS
研究課題コード
2630TZ001
開始/終了年度
2026~2030年
キーワード(日本語)
エコシステムレジリエンス,デジタルネットワークプラットフォーム,モンゴル
キーワード(英語)
Ecosystem Resilience,Digital Platform,Mongolia

課題代表者

中山 忠暢

  • 地域環境保全領域
    環境管理技術研究室
  • 上級主幹研究員
  • 博士(工学)
  • 土木工学,物理学

担当者

研究概要

気候変動や人間活動に対する草原やゴビ砂漠のエコシステムレジリエンスを総合的に評価するための衛星データとin-situデータの統合によるセンシング技術開発とプラットフォーム開発による情報基盤、さらに生態系モニタリングによる観測データを統合したレジリエンス指標開発を目的とする。モンゴルにおける衛星データ利用のキラーサービスの開発を目指し、生態系の脆弱性評価に関する指標とモンゴルにおける科学的な政策や意思決定のためのツールを提供する。また、社会実装を通して人材育成を図るとともに、エコシステムの健全性と継続性を示すことを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

家畜放牧などの人為活動の影響を分析するために、別サブテーマで得られるデータを用いたメタ解析による空間解析の方法論を開発し、生態系劣化と生物学的パラメータの関連性の評価を行うことによって、草原レジリエンス評価に向けた環境指標の抽出を行う。これを基にして、水循環の改変や草原変化を再現する評価システムを開発し、水資源の利用可能性の評価を通した持続可能な水資源(井戸)管理、草原レジリエンスへの影響評価を通した家畜管理や草原管理手法の開発を行う。最終的に、持続可能な放牧と牧草地管理、水資源管理、土地の劣化防止のためのレジリエンス評価を行うとともにプラットフォームの実装を行うことで、意思決定支援システムを構築する。

今年度の研究概要

草原・水循環・人為活動の関連性の評価と支配的要因の抽出において、各サイトごとの植生状態(バイオマス量・種多様性など)・水文気象条件(気温・降水量・蒸発量・土壌水分量・地下水位など)・生物学的条件(放牧家畜数・種類・頻度)・その他の人為活動に関する基礎データを整備する。これらのデータは、既存研究での成果と別テーマで集積予定のデータの融合を図る。並行して、6箇所のサイトで設置予定の気象ステーション及び地下水位計について、モンゴル側と詳細を詰める。また、得られたデータについて欠損データ処理・デジタル化を行い、整備されたデータはデータサーバへの入力方法を検討する。これらを基にして、植生や水文気象の空間分布データ・ソムやバグごとの統計データをGIS化し、得られた結果と重ね合わせることによって、メタ解析による空間解析の方法論を開発する。

外部との連携

山口大学、鳥取大学、広島大学、モンゴル科学アカデミー(IMDT, BGRI, IB, IGG)、その他

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