化学物質安全性と脱炭素を両立する循環型廃棄物処理の要素技術(令和 8年度)Enabling Technologies for Circular Waste Treatment Integrating Chemical Safety and Decarbonization
- 研究課題コード
- 2630AB105
- 開始/終了年度
- 2026~2030年
- キーワード(日本語)
- 脱炭素,ケミカルリサイクル,ガス化,発酵,脱硫
- キーワード(英語)
- Decarnization,Chemical recycling,Gasification,Fermentation,Desurfurization
課題代表者
小林 拓朗
- 資源循環領域
持続循環先端技術研究室 - 主幹研究員
- 博士 (工学)
- 土木工学,生物工学
研究概要
廃棄物セクターにおいて、脱炭素化に向けた新たな循環技術が普及する際、化学物質安全性の問題を生じさせないことが重要である。本研究は、高品質リサイクルを実現する熱化学的変換技術の開発と、副生する有害物質の網羅的評価を組み合わせ、環境負荷を最小化しつつ資源循環を高度化することを目的とする。産業現場での実証を通じ、安全で持続可能な次世代の循環型処理の基盤構築に貢献する。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
(1)樹脂・ゴム原料への転換に適したガス組成を得る熱化学的変換技術の確立、(2)ガス精製技術および副生汚染物質の網羅的分析・動態監視手法の構築、(3)安定した原材料変換の制御と安全操作の両立という三つの目標を段階的に達成する。
前半2年間でガス転換条件の最適化と副生成物の分析体系を構築し、中間マイルストーンとして3年目終了までに実験室レベルでの要求ガス質の達成や汚染物質の生成抑制、分解条件解明を図る。後半2年間では企業との実証試験等での適用評価を行い、最終年度に技術実装指針と安全性に係る技術的要件を提示する。
今年度の研究概要
ゴム原料の合成ガスへの高効率転換とバイオマス等との共処理の条件を検討し、転換促進の支配因子とメカニズムの解明に取り組む。また、硫黄分を含有ガスに関して、ガス精製と残留酸素抑制の一体的検討を行い、膜を通した局所的な酸素供給機構と微生物反応との相互作用の解明に取り組む。
外部との連携
住友理工株式会社、株式会社神鋼環境ソリューション、東京瓦斯株式会社