受賞のお知らせ~
末吉 正尚研究員らが公益財団法⼈河川財団より河川基⾦優秀成果表彰を受賞
概要
受賞者氏名: 末吉 正尚(生物多様性領域), 霜鳥 孝一(地域環境保全領域)
賞の名称: 河川基⾦優秀成果表彰
授賞機関: 公益財団法⼈河川財団
受賞年月日: 2026年8月21日
受賞対象: 令和6年度河川基金助成事業「河川-湖沼エコトーンに形成される多様な水温環境と水生生物の利用評価」

賞状を手にする末吉主任研究員(左)、霜鳥主任研究員(右)
ひとこと
この度、令和6~7年度に河川財団の助成を受けて実施した事業およびその研究成果が評価され、同財団より「優秀成果賞」を受賞しました。本事業は、同研究所の霜鳥孝一主任研究員(分担)とともに計画・実施したものです。また、同研究所の中田聡史主任研究員、土屋健司主任研究員、三浦真吾客員研究員、立命館大学理工学部講師の沈尚氏、修士課程の江口大斗氏、三堂朋美氏には、協力研究者として多大なご貢献をいただきました。 近年、琵琶湖では水温上昇が進み、夏季には30℃を超える日もみられます。一方、流入河川の中には夏季でも20℃台前半を維持する河川があります。本研究では、こうした冷たい河川水によって河口部に局所的な「冷水域」が形成され、特徴的な水生生物群集(魚類・底生動物)がみられることを明らかにしました。また、水中カメラの観察から、冷水域に多くの遊泳性魚類が集まることも確認しました。これらの結果は、冷たい河川水が湖沼の水生生物にとって夏季の「温度避難場(thermal refugia)」となり、気候変動下の琵琶湖において重要な役割を果たす可能性を示しています。