ASEAN都市における気候配慮とプラスチック汚染解消に資する廃棄物管理の実装に向けた障壁の克服(令和 8年度)
Overcoming Barriers to Alternative Waste Management for Climate-Friendly and Eliminating Plastic Pollution in ASEAN Cities

予算区分
Asia-Pacific Network for Global Change Research
研究課題コード
2628ZZ003
開始/終了年度
2026~2028年
キーワード(日本語)
気候配慮型廃棄物管理,海洋プラスチック汚染,政策の実践,能力強化,ASEAN都市
キーワード(英語)
Climate-friendly waste management,Marine plastic pollution,Policy implementation,Capacity building,ASEAN cities

課題代表者

石垣 智基

  • 資源循環領域
    廃棄物処理処分デザイン工学研究室
  • 室長(研究)
  • 博士(工学)
  • 生物工学,工学,化学工学

担当者

研究概要

気候変動に対応しプラスチック問題に配慮した廃棄物管理における制度的障壁を特定・克服するための協働的枠組みを構築することで、「政策と実践の乖離」の解消に取り組む。タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシアにおいて通の枠組みを適用し、連携した事例研究を実施する。得られた知見は実践的な「政策から行動へのツールキット」に統合され、地方政府やプロジェクト開発者を支援する。能力強化のため実践的な研修ワークショップを実施し、継続的な知識共有のためのオンライン協働プラットフォームを構築する。これらの統合的活動を通じ、地域のステークホルダーの能力強化、実証済みソリューションの導入促進を図り、ASEANの気候変動緩和と循環型経済への進展に貢献することを目指す。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

ASEAN都市における気候配慮型の都市廃棄物管理政策の実装を推進することを目的とし、そのために地域の関係者へ実践的なツール、能力、地域で共有可能な知見を提供する。

タイ・フィリピン・インドネシア・ベトナムの共同研究者と共通の分析手法を構築し、対象都市において、廃棄物分野の気候対策を妨げる財政的、技術的、社会的、制度的な障壁を特定・分類する。その分析結果を基に、意思決定支援ツール、簡易な財務モデル、地域住民や関係者との合意形成手法等を含む「Policy-to-Action Toolkit」を作成し、地方自治体が実装上の障壁を克服できるよう支援する。さらに、地域ワークショップを通じて地方自治体職員、若手研究者、民間事業者等の能力向上を図るとともに、ASEAN域内で継続的な知識共有と相互学習を可能にする持続的なオンライン連携基盤を構築する

今年度の研究概要

ステークホルダーを招集してのキックオフ会合を開催し、対象都市で共通して用いる評価枠組み、調査票、インタビュー項目を共同で整備する。
その後、対象都市において基礎調査、関係者へのインタビュー、現地視察を実施し、廃棄物の発生・収集・処理・処分に関するフロー、プラスチック流出の重点箇所、GHG排出やその削減に関わる廃棄物管理の実態を把握する。日本側は、GHG排出量やプラスチック流出量の評価に用いるモデル計算の様式や解析手法を提示し、各国で収集したデータの統一・調整を支援する。得られた結果を整理・統合し、対象都市に共通する課題や特徴を明らかにする。

外部との連携

キングモンクット工科大学トンブリ校、フィリピン大学ディリマン校、インドネシアイスラム大学

関連する研究課題