化学物質の曝露・影響の測定、データ解析及び予測に関する基盤研究(令和 8年度)Fundamental Research on Measurement, Data Analysis and Prediction of Chemical Exposure and Effects
- 研究課題コード
- 2630AV117
- 開始/終了年度
- 2026~2030年
- キーワード(日本語)
- 網羅分析,ノンターゲット分析,物性予測,環境プロセス,統計解析
- キーワード(英語)
- comprehensive analysis,non-target analysis,property prediction,environmental processes,statistical modeling
課題代表者
中島 大介
- 環境リスク・健康領域
- 副領域長
- 博士(薬学)
- 薬学,化学
研究概要
環境中には多種多様な化学物質が存在し、その曝露実態や健康・生態影響を的確に把握するためには、高感度かつ網羅的な分析技術と環境中挙動の理解が不可欠である。近年、新規化学物質や環境中で生成・変化する化学物質に加え、異性体を含む分析情報や物性情報が不足した化学物質への対応が求められており、物性予測に基づく保持挙動やイオン化特性の推定など、分析法開発への活用が期待されている。また、災害時を含む多様な環境条件下での迅速な環境スクリーニングや個人曝露評価の高度化も重要な課題となっている。本研究では、有機汚染物質の網羅的機器分析法の開発・高度化、新規環境汚染物質の物性測定・予測、環境動態・曝露プロセスのモデル化、ならびに統計解析・予測モデリングに関する研究を推進する。これらの研究を通じて、環境中化学物質の検出・同定・定量から曝露評価、リスク評価に至る科学的基盤を強化し、環境リスク評価及び化学物質管理の高度化に貢献する。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:技術開発・評価
全体計画
環境経由の化学物質の曝露・影響実態の把握手法の高度化のため、機器分析による有機汚染物質の実測手法の開発とその高度化、物性・環境プロセスの測定、データの統計解析及び予測モデリングに関する研究を行う。具体的には、生体異物の検出や大気粒子の個人曝露評価法、災害時等の環境スクリーニングをも想定した網羅分析法の開発、新規環境汚染物質の物性測定及び推算、環境動態・曝露プロセスのモデル化等に関する研究などに取り組む。
今年度の研究概要
2026年度は、農薬類の一斉分析法の開発や、量子化学計算に基づく物性推算の応用、機械学習を活用した環境試料のスクリーニング手法の開発を実施する。