全球水資源モデルを利用した世界の渇水の準実時間推定(令和 8年度)
Near-Real-Time Estimation of Global Water Scarcity Using a Global Water Resources Model

研究課題コード
2629CD004
開始/終了年度
2026~2029年
キーワード(日本語)
全球水資源モデル,渇水,実時間
キーワード(英語)
Global Water Resources Model,Water Scarcity,Real Time

課題代表者

花崎 直太

  • 気候変動適応センター
    気候変動影響評価研究室
  • 室長(研究)
  • 博士(工学)
  • 土木工学

担当者

研究概要

申請者らが開発した全球水資源モデルH08は世界の水循環と水利用・水管理の諸要素を日単位・10km解像度で計算できるが、これまでの計算は信頼性の高い入力データが得られる過去期間および人為的な温暖化影響が顕著に現れる将来期間に限定されてきた。そこでH08に日々更新される気象データを入力することにより、準実時間で計算する。また、衛星地球観測を定期的に取得し、計算に反映することで、灌漑等の水利用やダム貯水量等の水管理が現実から乖離しないようにするとともに、水文パラメータの最適化を行う。これらをもって、世界初の準実時間の全球水資源モデル運用ならびに世界の渇水の推定を実現する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

研究はテーマ1:安定・省力の準実時間計算システムの開発、テーマ2:準実時間の水利用情報の整備と投入、テーマ3:準実時間の水管理情報の整備と投入、テーマ4:準実時間計算のための水文パラメータの最適化、テーマ5:渇水の検証の実現からなる。このうち、テーマ1とテーマ5を国立環境研究所が担当する。

今年度の研究概要

2026年度
【テーマ1】H08モデルを1日単位の任意のタイミングで開始・終了・再開できるように改良した後、JAXAと東京大学生産技術研究所が運用する実時間洪水計算システムToday’s Earthの入力気象データを定期的に取得できるようにして、H08の準実時間計算を開始する。Today’s Earthは2001年以降のデータも整備されていることから、それらを使った過去シミュレーションも実施する。
【テーマ5】渇水を取水制限を同値とし、統合渇水管理プログラム(Integrated Drought Management Programme: IDMP)などの国際機関の報告書・データベースと各国の取水制限の記録を用いて取水制限の期間および範囲に関する文献調査を実施する。

外部との連携

東京都立大学、東京農工大学、農業・食品産業技術総合研究機構

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