ニホンミツバチの対アリ防衛行動は養蜂害虫である外来アリにも機能するか?(令和 8年度)

予算区分
大下財団研究助成
研究課題コード
2626NA002
開始/終了年度
2026~2026年
キーワード(日本語)
ニホンミツバチ,防衛行動,外来アリ
キーワード(英語)
Janapese honey bee,Defensive behavior,Invasive ants

課題代表者

瀬古 祐吾

  • 生物多様性領域
    生態リスク評価・対策研究室
  • 特別研究員

担当者

研究概要

ニホンミツバチは、巣に近づくアリを翅で弾き飛ばす防衛行動「ウイング・スラッピング」によって、巣から遠ざける。この防衛行動は、主にアリの体表炭化水素(CHCs)を触角で感知した際に生じ、その反応強度はアリ種によって異なることが示されている。この反応強度の差は、ニホンミツバチにとって主要な外敵となるアリ種に対し、強く反応するように進化した可能性がある。その場合、進化的背景を共有しない外来アリのCHCs に対しては、ニホンミツバチの反応が弱くなり、外来アリから巣を十分に防衛できなくなると予想される。本研究では、ニホンミツバチが養蜂害虫である外来アリ(ヒアリ・アルゼンチンアリ)のCHCs に対してどの程度反応できるかを、在来アリのCHCs に対する反応と比較することで定量的に示す。得られた結果は、養蜂被害や在来生態系へのリスク評価に資する基盤的知見になると期待される。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

本研究では外来アリのCHCsを塗布したガラスビーズをニホンミツバチに提示することで、疑似的に外来アリとの遭遇を再現する。なお、この方法でWS が引き起こされることは、在来アリを材料とした事前研究で確認済みである。ビーズに対するニホンミツバチの反応を録画し、画像解析によってWSの発生頻度や反応までの時間などを定量する。これらのデータを在来アリに対するものと比較することで、外来アリのCHCs に対してニホンミツバチがどの程度反応できるか評価する。

今年度の研究概要

本研究では外来アリのCHCsを塗布したガラスビーズをニホンミツバチに提示することで、疑似的に外来アリとの遭遇を再現する。なお、この方法でWS が引き起こされることは、在来アリを材料とした事前研究で確認済みである。ビーズに対するニホンミツバチの反応を録画し、画像解析によってWSの発生頻度や反応までの時間などを定量する。これらのデータを在来アリに対するものと比較することで、外来アリのCHCs に対してニホンミツバチがどの程度反応できるか評価する。

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