PFAS含有廃棄物の適正管理に向けた溶出試験法の構築(令和 8年度)Development of leaching test methods for the appropriate management of waste containing PFAS
- 予算区分
- 3-2603(1)
- 研究課題コード
- 2628BA008
- 開始/終了年度
- 2026~2028年
- キーワード(日本語)
- 溶出試験,PFAS,前駆体,ターゲット分析,スクリーニング分析
- キーワード(英語)
- Leaching test,PFAS,Precursor,Target analysis,Screening analysis
課題代表者
松神 秀徳
- 資源循環領域
試験評価・適正管理研究室 - 主幹研究員
- 環境学博士
- 化学
担当者
- 野呂 和嗣環境リスク・健康領域
研究概要
本課題は、推進費「廃棄物最終処分場における規制・懸念PFASの適正処理体系構築」のサブテーマ1に当たる研究課題であり、規制・懸念PFAS及び前駆体PFASを含む廃棄物試料への環告13号法の適用可能性として,容器やろ紙・ろ過器等への吸着特性に配慮した試験分析法を明らかにする。同時に,現在指定されている汚泥・ばいじん・燃え殻等以外の廃プラやコン殻に対する試験法についても検討対象とする。同法で得られる溶出量と,液固比・振とう時間を変更して得られる長期的な溶出可能量との関係を明らかにし,精度管理調査を踏まえて溶出試験法を提案する。なお,揮発性のあるFTOHs等の前駆体PFASには,揮発性有機化合物(VOC)を対象とした13号別表第三に示す試験を,セメント固型化物には有姿試料を評価する溶出試験(JIS K 0058-1)の適用性も評価する。更に,将来に向け,分析結果の横断的解析及びクロマトグラムをデータベース化しておくことで,未規制PFAS等へ予防的に対応するための科学的知見の活用を図る。
研究の性格
- 主たるもの:行政支援調査・研究
- 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備
全体計画
環告13号法等の既存の溶出試験法の適用可能性を明らかにし,規制・懸念PFAS及び揮発性前駆体PFASを含む廃棄物試料の溶出試験法を提案する。未規制PFAS等へ予防的対応のための科学的知見活用のため,溶出液の分析結果をデータベース化する。
今年度の研究概要
規制・懸念PFAS及び前駆体PFASの標準物質のみを用いて環告13号試験の操作をなぞって標準物質の回収率を確認し,吸着特性や試験上の課題を把握する。対象物質を含む廃棄物を対象に,環告13号試験を行って溶出濃度を把握するとともに適用可能性を確認する。この際,標準添加法を適用して精度を担保する。サブ2で作成した固形化廃棄物に対してはJIS法を,前駆体PFASには13号別表第三の試験法を実施して溶出量を把握する。なお,廃棄物を用いた溶出試験の際には,対象物質のLC-MS及びGC-MSによる定量分析のみならず,TOPアッセイ及びLC-TOF/MSによるスクリーニング分析を行う。
外部との連携
大阪府立環境農林水産総合研究所、大阪公立大学、兵庫県環境研究センター、福岡県保健環境研究所、沖縄県衛生環境研究所