陸域における生物多様性・生態系サービス評価モデル開発(令和 8年度)
Development of a Model for Assessing Biodiversity and Ecosystem Services on Land

予算区分
S-21-1-(3)
研究課題コード
2327BA006
開始/終了年度
2023~2027年
キーワード(日本語)
社会生態要因,生態系サービス,行動意思
キーワード(英語)
socio-ecological factor,ecosystem service,intention to act

課題代表者

小出 大

  • 気候変動適応センター
    気候変動影響観測研究室
  • 主任研究員
  • 環境学博士
  • 生物学,林学,理学

研究概要

国内外で開発されている各種モデルのレビューを行ない、国内課題や利用可能な情報、AIM への接続やテーマ4 や5 における全国・地域分析への適用可能性を考慮してモデルを開発する。一連のモデルは直接要因(土地利用や気候など)や間接要因(社会経済的要因)の関数として地図化や予測を可能にする。そしてアンケート調査を行ない、生物多様性や生態系サービスの知識や保全のための行動意志、経験、健康状態を複数地域で明らかにする。これから、直接要因の変化が価値・行動・文化及び社会経済に及ぼす経路を明らかにし、情報提供や政策が異なるシナリオ下で生物多様性や生態系サービスの将来的な変化を予測する。他のテーマやサブテーマと連携しながら、生物多様性や生態系サービスの保全の取り組みを科学的に後押しするための評価方法やモデルを開発する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

2023: 国内外の生物多様性・生態系サービスの評価モデルをレビューし、AIM や他のテーマに提供可能なモデルを検討・開発する。一般市民を対象としたアンケートを全国的に行ない、生物多様性や生態系サービス、その知識や保全のための意志や経験、健康状態を調査する。環境保全型林業に関するアンケート調査の準備を行なう。
2024: 生物多様性・生態系サービス評価モデルを拡張し、AIM や他のテーマへの提供・接続を開始する。アンケート調査の結果を解析し、環境条件との関連を解析する。環境保全型林業に関するアンケート調査の実施の有無、実施する場合にはその規模を検討する。山菜の利用に関するアンケート調査の準備を行なう。
2025: 生物多様性・生態系サービス評価モデルを他のテーマへ提供・接続する。環境保全型林業に関するアンケート調査の結果を解析する。山菜の利用に関するアンケート調査の実施の有無、実施する場合にはその規模を検討する。
2026: 山菜の利用に関するアンケート調査の結果を解析する。対象地域の森林の多面的機能の地図化を行なう。前年度までの結果に基づき、他のサブテーマやテーマと連携しながら耕作放棄などに関する追加調査の実施の有無、実施する場合にはその規模を検討する。
2027: 環境保全型林業に関するアンケート調査の解析結果をもとに、森林景観のシナリオ分析を行なう。前年度までの結果に基づき、他のサブテーマやテーマと連携しながら自然再生などに関する追加調査の実施の有無、実施する場合にはその規模を検討する。研究の取りまとめ、政策提言・ポリシーブリーフ等の作成を行なう。

今年度の研究概要

山菜の利用に関するアンケート調査の結果を解析し、社会要因による土地利用の変化も織り込みながら山菜種の分布ポテンシャルの評価と、人間社会による利用ポテンシャルの評価を行う。

外部との連携

森林総合研究所の山浦悠一主任研究員が研究代表者を務め、森林総合研究所の古川拓哉主任研究員、小黒芳生主任研究員、名古屋大学の山田祐亮准教授、筑波大学の三ツ井聡美助教、東京大学の曽我昌史准教授、国立環境研究所の小出大主任研究員が研究分担者として参画している。

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