東アジア領域における大気環境変動の長期モニタリング(令和 8年度)
Long-term monitoring of atmospheric environment in east Asian region

研究課題コード
2630AX112
開始/終了年度
2026~2030年
キーワード(日本語)
モニタリング,エアロゾル,微量気体,東アジア
キーワード(英語)
monitoring,aerosols,trace gases,east Asian regioin

課題代表者

清水 厚

  • 地域環境保全領域
    広域大気研究室
  • 室長(研究)
  • 博士(理学)
  • 物理学,地学

担当者

研究概要

東アジア域での社会経済状況の変化やエネルギー政策の転換の結果、排出源の大幅な変動に伴い大気環境の変化が見られている。海外から日本に飛来してくる越境大気汚染物質(粒子状物質(PM)、オゾンなど)の濃度・組成変化について、長期的な視点で監視する必要がある。そのため、主として長崎県福江島大気環境観測施設における大気質の長期モニタリングを継続して実施する。また、沖縄県辺戸岬大気・エアロゾル観測ステーションにおいても、モニタリングを継続しつつ共同観測拠点として国内外の研究者に提供し、地域環境研究の進展に貢献する。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

風上域の遠隔地である沖縄県辺戸岬および長崎県福江島に設置した大気観測施設においてエアロゾルの質量濃度・化学組成や鉛直分布および微量気体の濃度を連続計測する。いずれの地点においても過去に15年以上蓄積されたデータが存在するため、2026-2030年度の観測結果を併せて解析することで風上域のエミッション変化や新型コロナウイルス拡大に伴う人為活動低下の影響などについてより詳細な理解を可能とする。また、福江島における観測結果を福岡大学と共同で実施する福岡県福岡市における観測結果と比較することにより、都市域内で発生する大気汚染物質を特定しその抑制に繋がる知見の創出を行う。

今年度の研究概要

辺戸岬および福江島に設置したライダーによって黄砂・球形粒子の鉛直分布観測を行う他、福江島においてはACSM(簡易型エアロゾル質量分析計)により化学組成の連続モニタリングを実施するとともにオゾン・二酸化硫黄の計測を行う。福江島については定期的に担当者が訪問し、装置のメンテナンス等を実施する他、春季を中心にACSMを運転して化学組成データを取得する。辺戸岬では外注によるインフラ状況チェックを含む遠隔監視によって無人連続運用を行う。取得したデータについてはライダーによるものはAD-Netの一部として画像・数値ファイルの提供を行い、その他の測器の結果についてはメタデータを作成して国環研HPから観測状況を公開する。

外部との連携

千葉大学、JAMSTEC、産業技術総合研究所、金沢大学、福岡大学、近畿大学、大阪公立大学、東京大学、東京理科大学、東京都立大学、長崎大学

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