インドネシア西ジャワ農村の健康と環境リスク(令和 8年度)Health and environmental risks in population of rural West Java, Indonesia
- 研究課題コード
- 2527CD023
- 開始/終了年度
- 2025~2027年
- キーワード(日本語)
- 環境変化と健康,インドネシア,子ども
- キーワード(英語)
- Environmental change and health,Indonesia,Child
課題代表者
関山 牧子
- 環境リスク・健康領域
環境疫学研究室 - 室長(研究)
担当者
- 小林 弥生環境リスク・健康領域
- JIANG Hongwei環境リスク・健康領域
研究概要
環境と人間の関わりの時代的な変化が集団の健康に及ぼす影響について、特に変化の著しい開発途上国における実証データは少ない。本研究は、申請者らが2003年〜2007年にかけて重金属や農薬等の複合曝露に関する調査を実施したインドネシア西ジャワ地域の一河川流域において、調査実施から約20年が経過し、経済発展や都市化に伴い地域で利用できる化学物質の種類も変化していると推察されることから、集団の化学物質への曝露状況と健康状態の変化を明らかにすることを目的とする。20年前と現在の曝露状況の変化を定量的に比較することが可能であり、環境リスク・健康課題の明確化により地域の環境保健への学術的波及効果が期待できる。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:
全体計画
本研究は、申請者らが2003年〜2007年にかけて重金属や農薬等の複合曝露に関する調査を実施したインドネシア西ジャワ地域の一河川流域において、調査実施から約20年が経過し、経済発展や都市化に伴い地域で利用できる化学物質の種類も変化していると推察されることから、集団の化学物質への曝露状況と健康状態の変化を明らかにすることを目的とする。本研究の対象は、2003年〜2007年の調査で対象としたチタルム川流域の生業の異なる5村とする。2003年当時は各村50世帯、1世帯から4名(小学校5・6年の学童1名、父親、母親、兄弟)を調査対象としてリクルートし、都市域の1村で父親等の参加が難しいことによる欠損があったものの、合計929名を対象として調査を実施した。
研究初年度である2025年度は、現地での予備調査を実施するとともに、現地カウンターパートとの共同研究、MTA、倫理審査等の準備を行った。予備調査においては、当時の対象集落5村を訪問し、村の長老や重要人物に対して調査説明を行うとともに、ヒアリングを通じて現地の状況把握を行った。
今年度の研究概要
2026年度は、MTAと倫理審査の手続きを完了させたうえで、現地での本調査を実施する計画である。本調査では、2003年〜2007年に実施した内容と同様、A.社会人口指標に関する質問票調査、B.健康・衛生指標に関する質問票調査、C.化学物質の使用状況(農薬及び生活上での使用状況)に関する質問票調査を実施する。また、健康状態の把握のためにD.身体計測を、栄養素摂取状況の把握と食事由来の曝露推定のためにE.食事調査を実施する。加えて、化学物質の分析のためにF.採尿とG.毛髪と爪の採取を実施する予定である。
外部との連携
インドネシア パジャジャラン大学