抗菌薬・薬剤耐性(AMR)汚染の把握と管理戦略に関する研究(令和 8年度)A study on strategies for monitoring and managing antibiotic resistance (AMR) contamination
- 研究課題コード
- 2630AA113
- 開始/終了年度
- 2026~2030年
- キーワード(日本語)
- 薬剤耐性,抗菌薬,野生動物,人間環境
- キーワード(英語)
- AMR,antibiotics,wildlife,human environment
課題代表者
深澤 圭太
- 生物多様性領域
生物多様性評価・予測研究室 - 主幹研究員
- 博士(学術)
- 生物学,地理学,林学
研究概要
環境中における抗菌薬およびAMRの分布状態の把握するとともに、要素間の関係の把握と介入ポイントの抽出や、課題抽出と管理戦略の検討をおこなう。これらにより、AMR政治宣言の実現に向けた環境管理の制度設計・施策の進展が期待される。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:技術開発・評価
全体計画
抗菌薬については、3年目までにAMRを引き起こす主要な抗菌薬の主要な発生源近傍での実態を把握するとともに、これらの水生生物(藻類、甲殻類、魚類等)への有害影響を明らかにする。最終年度までにそれらの抗菌薬の全国的な分布を明らかにするとともに、潜在的な高感受性種(ラン藻や原生生物等)への有害影響も含めたリスクを明らかにする。野生動物のAMRについては3年目までに広域展開可能なモニタリング手法の開発、野生動物個体密度多種同時推定手法の開発を行う。5年目までに、広域リスク評価と野生動物集団内における拡散・維持に関わるメカニズムの解明を行う。人間環境のAMRについては.3年度目までにそのAMR動態を正しく理解するための評価系を構築するとともに、水処理インフラにおけるAMRの消長、国内外の水域や汚泥肥料における汚染実態、土地利用とAMR汚染との関係性に関する知見を得る。最終年度までに、ヒトに対するAMRリスクの管理に資する遺伝子指標候補、リスク低減の観点から適切な土地利用のあり方、AMR汚染を受けた水・廃棄物の適切な管理・処理方法を提示する。
今年度の研究概要
「抗菌薬・AMR汚染の把握と管理戦略に関する研究」については、自然共生と安全確保の統合的な把握・対策が抗菌剤・抗生物質とこれに起因するAMRの課題解決に向けて、抗菌剤等の発生源近傍での実態把握と毒性評価、野生動物の広域展開可能なAMRモニタリング手法開発、水処理や土地利用に伴うAMR動態を把握するための評価フレームを構築する。
外部との連携
国立医薬品食品衛生研究所、金沢大学、山梨大学、日本大学・東京農工大学ほか