本プログラムは、自然および人工の生態系が持つ機能を活用して社会課題を解決する「自然を活用した解決策(NbS)」の有効性を科学的に明らかにし、その成果を実際の地域づくりに活かすことを目的としています。気候変動や人口減少が進む中で、自然と共生しながら、持続可能で災害に強い社会を実現するための新たな社会基盤のあり方を提示します。
具体的には、生態系の機能を定量的に評価し、その機能を高める技術の開発を進めるとともに、地域や流域の特性に応じた計画・実装手法の体系化に取り組みます。また、モデル地域において産官学民が連携し、NbSの実践と効果の検証を行います。さらに、制度や政策上の課題を整理し、導入を促進する仕組みや評価指標、資金メカニズムの検討を進めます。
これらの取り組みにより、NbSの科学的根拠に基づく普及と広域展開を推進します。あわせて、地域における自然資本の維持・回復を促し、災害への備えや人々の健康にも寄与する新たな社会モデルを提示し、持続可能でレジリエントな地域社会の形成に貢献します。
