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環境研修センター設立20周年記念式典

その他の報告

桜井 靖生

 環境研修センターはこの20年で絶えず課題に挑戦し,幾多の人材を育成してきた。そのような意義ある20年を顧み,20周年記念式を実施する運びとなった。5月10日(月)の午後に行われた記念式は,「記念講演」「記念式」「記念植樹」及び「祝賀会」の順序でとり行われた。記念講演の伊藤和明氏(NHK解説委員・文教大学教授)は「地球・環境・災害」と題して地球史(50億年)と人類誕生(300万年前)を比較しながら地球生態系の破壊に関する講演をされた。

 記念式には環境基本法案審議の超ご多忙の中,大臣,事務次官,局長等に加え重責を担う多数のご来賓の出席を賜わった。最初に林環境庁長官より式辞を頂き,引き続き埼玉県知事(代理久保木同県出納帳),斉藤所沢市長より20周年を機に一層の発展をとの祝辞を賜った。さらに大石元環境庁長官からは,公害研修所の設立(環境研修センターの前身)に大変なご努力を傾けられた当時の長官業務の凄さを,また山東元環境政務次官からは,日本が世界に対してリードできるのは「環境」こそ唯一であるとの趣旨の貴重な経験をおり込んだ祝辞を賜った。このあと長官感謝状の授与(受賞者8名),引き続き橋本環境研修センター所長よりご列席者に対する深甚なる謝意の表明とともに経過報告が行われ記念式は終了した。記念式のあとは,来賓者,研修生代表等によりキンモクセイの記念植樹(特殊実習棟前)が行われ,引き続いて祝賀会(厚生棟内)へとスケジュールは予定どおり進み記念行事はすべて滞りなく終了した。本行事を進めるにあたり,所の強力なバック・アップとともに,環境研究技術課をはじめとして,本庁官房,各局部の方々に大変なお骨折りとご協力を賜った。この場を借り,お礼申し上げます。

(さくらい やすお,環境研修センター庶務課長)