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沖縄県久米島における国立環境研究所の取り組み


報告者
阿部博哉(気候変動適応センター)、山野博哉(生物多様性領域)
イベントリンク
サンゴ礁ウィーク2023 サンゴ保全 こんな活動やってます!
3月3日(金)~14日(火) 場所:久米島空港  主催:久米島町サンゴ礁保全再生活動地域協議会
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沖縄県の久米島は美しいサンゴ礁や希少な固有種が分布する景観・生物多様性に優れた島です(写真1)。しかし、農地からの赤土流出や高水温等によるサンゴの白化現象・サンゴ礁生態系の劣化などが環境問題となっています。
国立環境研究所ではこの久米島を対象に、土地利用形態のモニタリングや農地からの赤土流出量の推定、海域における物理環境の測定、サンゴ養殖場の環境評価など多様な調査研究を実施し、島嶼域における自然資源の持続的な利用・保全のあり方について検討しています。

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写真1:久米島の景観

今回、サンゴ礁ウィーク2023にあわせて、久米島町サンゴ礁保全再生活動地域協議会のご協力をいただき久米島空港において研究紹介のポスター展示を実施しました(写真2)。地域住民や観光客に対して研究の様子を広く周知する貴重な機会となりました。

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写真2:久米島空港ロビーでのポスター展示の様子(写真提供:一般社団法人 久米島の海を守る会 黒木恭子氏)