最終処分場の維持管理によるPFAS挙動と制御(令和 8年度)PFAS behavior and control through landfill maintenance and management
- 予算区分
- 環境問題対応型研究(一般課題)
- 研究課題コード
- 2628BA009
- 開始/終了年度
- 2026~2028年
- キーワード(日本語)
- 最終処分場,PFAS,前駆体,挙動と制御
- キーワード(英語)
- Landfills,PFAS,Precursor,Behavior and Control
課題代表者
尾形 有香
- 資源循環領域
試験評価・適正管理研究室 - 主任研究員
- 博士 (工学)
- 生物工学
担当者
- 遠藤 和人福島地域協働研究拠点
研究概要
本課題は、推進費「廃棄物最終処分場における規制・懸念PFASの適正処理体系構築」のサブテーマ2に当たる。最終処分場の維持管理において重要になるのは、1, 既存処分場を対象とした実態調査、2, 将来的な維持管理体系の模索、3, 前駆物質を含んだ規制の是非である。これまでの研究を継続し、廃棄物最終処分場の浸出水調査を実施するとともに、新たに安定型を含む新規処分場を10箇所追加しデータを拡充する。同時に、受入廃棄物調査とサブテーマ1との連携による溶出試験結果との比較を行い、浸出水水質との関係性について解析する。将来的な懸念PFASやその他の未規制物質に対応するため、埋立廃棄物からの化学物質自体の溶出量を減らすことを目的に、最終処分対象廃棄物を固型化した上で埋め立て処分する手法を提案する。その有効性及び実現可能性を検討するため、セメント等の固結材を用いた固型化処理の可能性を評価する。さらに前駆物質への対応として、好気性/嫌気性環境下での前駆体PFASからのPFOAへの変換について、テーブル試験並びにベンチスケールの実証試験を実施する。
研究の性格
- 主たるもの:行政支援調査・研究
- 従たるもの:技術開発・評価
全体計画
新たに調査対象最終処分場を追加し、浸出水調査を実施することでデータの拡充を図るとともに、その経時変化を評価する。受入廃棄物調査と溶出試験結果を比較し、浸出水水質との関係を解析することで、最終処分場におけるPFAS挙動を把握する。さらに、将来的な懸念PFASや未規制物質に対応するため、セメント等の固結材を用いた固型化処理の適用可能性を評価する。また、好気性及び嫌気性環境下での前駆体PFASからのPFOAへの変換について、テーブル試験並びにベンチスケールの実証試験を実施し、変換挙動の評価と制御手法の検討を行う。
今年度の研究概要
浸出水調査 (新規:5箇所程度、継続:5箇所程度) を実施する。放流水に加え、原水、可能であれば水処理過程での採水を実施する。PFAS含有が疑われる3品目程度の廃棄物を選定し、セメント等固結材を用いた固型化配合試験を行うとともに、一軸圧縮強度やサブ1と連携した溶出試験を実施する。ライシメーター 試験のための廃棄物試料の準備、充填を実施する。それぞれ、好気性、嫌気性条件となるように維持して実証試験を開始する。
外部との連携
大阪府立環境農林水産総合研究所(研究代表者)