地域資源活用の障壁発見と克服に資する社会的技法の実践的研究(令和 8年度)
Practical Research on Social Approaches for Identifying and Overcoming Barriers to Local Resource Utilization

研究課題コード
2630AB115
開始/終了年度
2026~2030年
キーワード(日本語)
地域資源管理,障壁克服,社会的技法,
キーワード(英語)
Regional Resource Management,Overcoming Barriers,Social Approaches,

課題代表者

中村 省吾

  • 福島地域協働研究拠点
    環境協働システム研究室
  • 主任研究員

担当者

研究概要

森林、水産資源、再生可能エネルギーポテンシャルなどの、環境課題解決と地域の持続可能性向上に資する地域資源があることが知られている地域においても、その活用には多くの障壁があり、活用方策の実践に至らないことが多くあり、これを克服する手法が必要である。本チームでは、森林、湖沼、再エネ等の地域資源活用方策を立案する手法を開発し、具体の対象地域でこれを実践することにより、活用にあたっての障壁を特定し・克服するのに役立つ協働的な一連の活動を考案・実行して、その有効性を評価する。一連の活動には活動には様々な形態の協議、情報収集と共有、対象地域内の調査分析、地域外主体との連携構築などが含まれる。研究は以下の(1)〜(4)の4地域において実施し、各地域の知見を相互に共有しながら手法の体系化を行う。
(1)福島県奥会津地域を対象として、中山間地域における地域資源として森林に着目し、適切な森林管理および森林資源の活用に関する提案を行う。
(2)福島県浜通り地域を対象として、震災復興における重要な地域資源として再生可能エネルギーに着目し、地域エネルギーマネジメント計画・評価システムやエネルギー需要予測モデルを活用しながら、主に太陽光発電や風力発電、水素エネルギーの活用等の観点から地域脱炭素や復興政策と整合した提案を行う。
(3)福島県猪苗代湖地域を対象として、地域資源として猪苗代湖に着目し、これを活用する様々なステークホルダー(観光業や農業等)間のトレードオフやコベネフィットの関係性を可視化し、望ましい活用方策について提案を行う。
(4)滋賀県琵琶湖地域を対象として、地域資源として琵琶湖に着目し、具体の技術開発(淡水真珠の稚貝育成技術など)を行うとともに、水質管理のバランスの観点から望ましい活用策について提案を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

チーム全体として、3年目までに各地域における地域資源の活用方策立案と障壁特定の手法のプロトタイプを開発・実践し、5年目までに各地域において手法を構築するとともに、地域資源活用方策の立案に貢献し、4地域の成果を他地域でも利用可能な知見として整理・集約を行う。

今年度の研究概要

各対象地域においてステークホルダーとの協議を継続し、地域資源活用の障壁特定に向けた現地調査および情報収集を実施する。チーム内において相互の対象地域の共同調査を実施するとともに、各対象地域の知見の共有・体系化に向けた検討を開始する。

外部との連携

(1)奥会津:福島県、三島町、三島町地域循環共生圏推進協議会、奥会津五町村活性化協議会、東北工業大学、日本大学、福島大学
(2)浜通り:新地町、葛尾村、浪江町他
(3)猪苗代湖:郡山市他
(4)琵琶湖:滋賀県琵琶湖環境科学研究センター、滋賀県水産試験場他