脱炭素・資源循環・自然再興の早期実現の概念設計と計測手法の開発(令和 8年度)Indicators, Targets, and Societal Visions for Systems Change
- 研究課題コード
- 2630AA101
- 開始/終了年度
- 2026~2030年
- キーワード(日本語)
- 自然資本,ネイチャーポジティブ,生物多様性,
- キーワード(英語)
- Natural capital,Nature positive,Biodiversity,
課題代表者
角谷 拓
- 生物多様性領域
生物多様性評価・予測研究室 - 室長(研究)
- 博士(農学)
- 生物学
研究概要
将来世代を環境的脅威から守り、人々のウェルビーイングが高まる社会を作るために、脱炭素・資源循環・自然再興を早期実現することの意義や必要性を明らかにする。その上で、実現の要となるシステムチェンジの同定と加速化手段の提案に多角的に取り組み、システムチェンジの社会実装を促進する科学的基盤を構築する。この達成に向けて、脱炭素、資源循環、自然再興の早期実現の概念設計と計測手法の開発を行う。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:基礎科学研究
全体計画
目標の達成にむけて次の3つの課題を柱とする研究を実施する。(1)自然資本を含めた将来の社会像の提示に向けた自然資本の評価軸を脱炭素、資源循環、自然再興の早期実現の価値と効果を評価する枠組みへ組み込み、(2)現状の理解と進捗評価のための自然資本を中心とした指標群の開発と将来の社会像に応じた国内における指標の目標値の規定、(3)国・地域間比較、対策・制度の構造分析、国内における事例研究を通じた日本のシステムチェンジを加速する手法論の開発に取り組む。
今年度の研究概要
評価軸の設定については、脱炭素と自然資本を含めた社会経済の価値変化と費用便益を評価する枠組みを検討し、ネイチャーポジティブの意義について探究しつつ、資源循環の軸も踏まえた社会像とシナリオ策定に着手する。指標群の開発については、初年度は目指すべき将来シナリオおよび早期実現のプロセスの整理を他グループ・テーマと連携して行い、これらの実現状況評価に必要な項目および対応する指標候補を主に生物多様性に関して検討する。対策の特定については、国・地域による社会生態情勢の違いによるゴールや対策の違いの検討、複数の社会変革政策の間におけるネットワーク構造の分析、そして国内でバイオ炭を活用した対策の効果を定量評価するための環境構築等に着手する。