令和7年度化学物質の内分泌かく乱作用に関する試験法開発に係る業務(令和 7年度)
FY2025 Contract work on test method development for endocrine disrupting chemicals

研究課題コード
2525BY003
開始/終了年度
2025~2025年
キーワード(日本語)
内分泌かく乱化学物質,試験法,メダカ,ミジンコ
キーワード(英語)
Endocrine disrupting chemicals,Testing methods,Japanese medaka,Daphnid

課題代表者

山本 裕史

  • 環境リスク・健康領域
  • 領域長
  • Ph.D.
  • 化学,生物学,土木工学

担当者

研究概要

主に魚類、及び無脊椎動物を対象とした各種試験の実施や情報収集、必要な検討を通して、試験法の確立及び影響を評価するため必要な基礎的知見の集積を行い、試験の開発・適正化に向けた取組を進めるととともに、併せてOECD、日英・日米二国間協力等の国際的な取組への貢献に資することを目的として実施する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

(1)魚類及び無脊椎動物を用いた試験法開発に係る業務
1)魚類試験法開発に係る業務
 EXTEND2022での評価に資するために、幼若メダカ抗アンドロゲン作用検出試験(JMASA)について、試験実施機関の支援を行う。また、EXTEND2022での評価に資するために、第二段階試験である「メダカ拡張一世代繁殖試験(MEOGRT)」の試験実施機関の支援を行う。加えて、欧州を中心に諸外国では動物愛護の観点から、魚類胚を利用した試験法の検討を実施しており、内分泌かく乱化学物質の検出試験系も提案されていることから、これらの試験に基づき実証試験を実施しEXTEND2022への利用可能性について検討を行う。さらに、欧州での単一生物種を用いた網羅的な内分泌かく乱作用検出試験法の開発ニーズがあることを受けて、ゼブラフィッシュを用いた甲状腺ホルモン検出試験法の開発が進められているが、メダカを用いて新たな甲状腺ホルモン検出のための試験法開発が進められていることから、メダカでの実証を行う。
2)無脊椎動物試験法開発に係る業務
 無脊椎動物を用いた試験法については、EXTEND2022の枠組みにおいて(抗)幼若ホルモン様作用及び(抗)脱皮ホルモン様作用のin vivoのスクリーニング試験法の開発が必要とされている。2024年にオオミジンコを用いた幼若ホルモン作用の短期スクリーニング試験(JHASA, OECD TG253)が採択されたが、抗幼若ホルモン作用物質の検出法がないことから、そのための試験法の開発に向けた取組を進める。さらに、化学物質の脱皮ホルモン様作用については、in vivo のスクリーニング試験法の確立に向けた検討を行う。
3)最新情報の調査収集
内分泌かく乱化学物質に関する最新の国際動向を調査するため、欧米において開催される国際学会等(1回)に参加し、現地において必要な情報の収集等を行う。
(2)試験法の確立等に関する検討班会議への報告に係る作業
 別途環境省が実施する「令和7年度化学物質の内分泌かく乱作用に関する日英・日米二国間協力及びOECD 等への国際協力推進に係る業務」において、魚類、及び無脊椎動物を用いた試験法に関する専門家検討班会議(2回)を設置し、上記(1)の結果、及び今後のスクリーニング・試験法開発について検討するとともに、成果を評価することを予定している。この会議に提出するための資料を作成の上、電子メール等により令和7年度二国間業務の請負者へ提出するとともに、同会議に出席し、資料に関する説明、質疑応答を行う。
(3)化学物質の内分泌かく乱作用に関する検討会、国際会議等への報告に係る作業
 上記(1)〜(2)について報告を行うため、環境省が別途開催する「化学物質の内分泌かく乱作用に関する検討会(1回、webにて半日開催予定)」に提出するための資料を作成の上、電子メール等により環境省担当官へ提出するとともに、同検討会に出席し、資料に関する説明、質疑応答を行う。
(4)報告書の作成
 上記(1)〜(3)の結果を取りまとめた報告書(A4版、150 頁程度)を3部作成する。なお、報告書冒頭には日本語及び英語サマリーをつける。

今年度の研究概要

同上

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