編集後記
「何かおかしい」と感じたら原因を突き止め,あるいは,おかしくなる可能性を事前に察知する。そして,その情報をわかりやすく発信する。そのことにより人々や政策が動き,結果としてみんなが豊かで健康的な生活を送れる。こんなにすばらしい仕事をしている研究所はそうざらにはない。と,自分が研究者ではないから(?)素直に言えてしまう。「また台風が来るらしい。」この秋,こんな会話が日常的でごく当たり前のようなものになっていた。「全くの偶然なのか,それとも地球環境の変化の現れなのか。」こういった疑問を持つ人たちも結構多いのではないだろうか。もちろん私もそう感じている。そんなに簡単に答が出ないのはわかっていても早く知りたいのが人情。私が原因を知ったからどうにかなるというものではないが,行政がそれを防止するための規制などの手段を持っていたら(持つことが可能だったら)どうか。早く手を打たないと‘行政の不作為’になってしまう。警鐘を鳴らし続けるのも研究所の重要な任務ではないか。と,考える今日この頃である。
(K.S)
目次
- 巻頭言
- シリーズ重点特別研究プロジェクト:「大気中微小粒子状物質(PM2.5)・ディーゼル排気粒子(DEP)等の大気中粒子状物質の動態解明と影響評価」から
- 環境問題基礎知識
- 研究ノート
- 海外調査研究日誌