須賀川創英館高校での講義
2022年4月28日、福島県立須賀川創英館高校1年生の「総合的探求の時間」において、五味馨室長(国立環境研究所 福島地域協働研究拠点 地域環境創生研究室)が『SDGs(持続可能な開発目標)を活かした地域づくり』という講演タイトルで特別講義を行いました。
SDGsを知ってもらうためのクイズも多くありました。
「湖の保護は、どのゴールに入る?」
「SDGsは初めての世界目標か?」など。
後日頂いた感想には、
「SDGsは、17ゴールだけではなく、その下に169もターゲットがあると知って驚いた。」
「SDGsは、環境問題のことを扱っていると思っていたが、実は環境に関するゴールは4つしかないというのを初めて知った。」
といったものがありました。
五味さんが伝えたかった、SDGsに関する“一般的に理解されにくい点”、“もう少し踏み込んで知っておいてほしい点”を今回しっかりとつかんでくれたことが分かります。
新一年生への先生の想い
昨年も同校で講義を行いましたが、今年は昨年より2カ月早いタイミングで行われました。
担当の先生が話してくれました。
「今年、本校は長沼高校と須賀川高校が合併して、須賀川創英館高校という新しい高校になりました。毎年1年生は探求の時間の授業に取り組みますが、少しでも早くから学びを始めることができたら、その分、得るものも大きいのではないかと考えて、入学間もない1年生への講義をお願いしました。」
講義を受けた1年生たちは今年度の後半に中間発表を行うそうです。
五味さんの授業を聞いて、どんなテーマを選び、どのような探究活動が行われるのかいまから楽しみです。
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講演概要
- タイトル
- 課題探究講演会〔SDGs〕
SDGs(持続可能な開発目標)を活かした地域づくり - 開催日
- 2022年4月28日(木)
- 対象
- 福島県立須賀川創英館高校 1学年
- 講師
- 国立環境研究所 福島地域協働研究拠点
地域環境創生研究室 室長 五味馨
講師
五味 馨
京都⼤学⼤学院⼯学研究科、2016 年より国立環境研究所 福島地域協働研究拠点に着任。専⾨は地域統合評価モデルによるシミュレーションを活⽤した持続可能な将来社会ビジョン。