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このデータは、南極昭和基地(69.0S, 39.6E)に設置されたフーリエ変換赤外分光器(FTIR)によって2007年に観測され、SFIT2 Version 3.92プログラムで解析されたオゾン(O3)、硝酸(HNO3)、および塩化水素(HCl)の高度分布及び気柱全量データである。ドイツ・ブルカー社製FTIRであるIFS-120Mは2007年3月に昭和基地に設置され、2007年、2011年、2016年に観測が行われたのち、現在は日本に持ち帰られている。昭和基地は極渦の境界付近に位置することが多いため、極渦内、極渦外両方の空気塊を観測することが出来る特徴を有している。
概要
作成者
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データ公開日
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2019/09/11
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データ提供期間
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2007/03/25 - 2008/01/09
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データ提供機関
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国立研究開発法人 国立環境研究所
Email: cgerdb_admin(at)nies.go.jp |
DOI
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ファイル形式
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HDF
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データ容量
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457 KiB
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バージョン
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Ver.1.0 (最終更新日: 2019/09/11)
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データセットの言語
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英語
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データセット
観測項目
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O3, HNO3, 及びHCl混合比鉛直分布及び気柱全量
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観測期間
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2007/03/25 - 2008/01/09
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緯度経度
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南緯69.00611度, 東経39.59000度
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標高
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30 m
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観測領域
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[高度] 0 - 100 km
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測定方法
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IFS-120M FTIRにより、晴天時に太陽赤外分光スペクトルの観測が行われた。観測にはNDACC光学フィルター#1~#5にはInSb受光器が、フィルター#6にはMCT受光器が用いられた。観測に用いられた波数分解能は0.0035 cm-1であった。
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計算方法
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O3のリトリーバルには、MCTチャンネルのNDACC filter #6に位置する3つのmicro-windowが用いられた。すなわち、1002.578-1003.500, 1003.900-1004.400, 及び1004.578-1005.000 cm-1である。HNO3のリトリーバルには、MCTチャンネルのNDACC filter #6に位置する2つのmicro-windowが用いられた。すなわち、867.000-869.591及び872.800-874.000 cm-1である。HClのリトリーバルには、InSbチャンネルのNDACC filter #3に位置する3つのmicro-windowが用いられた。すなわち、2727.730-2727.830, 2775.700-2775.800, 及び2925.800-2926.000 cm-1である。O3のリトリーバルには、オゾンゾンデの月平均値(0-30 km)及びILAS-II(30-100 km)によるオゾン高度分布が、HNO3のリトリーバルには、ILAS-IIの月平均プロファイルが、またHClのリトリーバルには、HALOEの月平均プロファイルが、a prioriとして与えられた。
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キーワード
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【GCMD_Platform】
In Situ Land-based Platforms > Ground-based Observations
【GCMD_Science】Atmosphere > Atmospheric Chemistry > Oxygen Compounds > Ozone
【自由記述】オゾン, O3, 硝酸, HNO3, 塩化水素, HCl, FTIR, SFIT2, CC BY-NC-SA
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更新履歴
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【2019/09/11】
2007年のデータを公開。Ver.1.0.
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参考文献
参考文献
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Nakajima, H., Murata, I., Nagahama, Y., Akiyoshi, H., Saeki, K., Kinase, T., Takeda, M., Tomikawa, Y., and Jones, N. B.: Chlorine partitioning near the polar vortex boundary observed with ground-based FTIR and satellites at Syowa Staion, Antarctica in 2007 and 2011, Atmos. Chem. Phys. Discuss., 2019, doi:10.5194/acp-2019-443.
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ライセンス
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引用の書式
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本データセットを引用する場合は、以下のように表記しなければならない。
中島英彰(2019)、南極昭和基地におけるフーリエ変換赤外分光器(FTIR)によるO3, HNO3, HClの高度分布及び気柱全量データ(2007年)、Ver.x.x*1、国立環境研究所 地球環境研究センター、DOI:10.17595/20190911.001. (参照*2: YYYY/MM/DD)
*1 バージョン番号はファイル名に記載されている。 *2 参照年月日は、ファイルをダウンロードした日付を記載すること。 |