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落石岬ステーションにおける大気 CH4 濃度の連続観測データセット

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本データセットは、日本国北海道東部の根室半島の付け根に位置する落石岬において観測された大気中メタン (CH4) の準連続観測データセットである。モニタリングステーションは太平洋に面した岬の南端、海抜42.4mの崖の上に位置している。大気試料はモニタリングステーションに併設された観測塔の地上高約51.5mの位置から採取している。冬季は北西風が、夏季は南西風が卓越する傾向にあるが、春季・秋季は特に卓越する風向はない。北海道東部には湿地や牧場等のメタン発生源が点在し、ステーションの北20kmと西100kmには根室市と釧路市が存在するため、局所的なメタン発生源からの影響がしばしば観測される。

概要

監修
データ公開日
2016/09/01
データ提供期間
1995/01/01 - 2022/12/31
データ提供機関
国立研究開発法人 国立環境研究所
Email: cgerdb_admin(at)nies.go.jp
DOI
ファイル形式
データ容量
10.7MB
バージョン
Ver.1.1 (最終更新日: 2023/06/30)
データセットの言語
英語

データセット

観測項目
CH4濃度
時間分解能
1時間 (毎正時から後ろ1時間)
精度
2 ppb
観測期間
1995年開始 (継続中)
緯度経度
北緯43.16028度 東経145.49739度
高度等
[標高]42.4m、[大気採取高 (地上高)]51.5m、[高度]93.9m
測定方法
地上高度51.5mの鉄塔に大気採取口を配置し、ステンレスチューブを通して地上の観測室にあるダイヤフラムポンプで大気を吸引した後、一部を測定ラインに送り込みNafion®チューブドライヤーおよび-40℃の低温トラップで除湿した後、測定器 (GC/FID) にて濃度を測定する。
2時間ごとに、3本の標準ガスが測定され、濃度校正が行われる。標準ガスは、国立環境研究所の基準ガス (NIES94シリーズ) で較正されている。
なお、装置の写真などが「地上ステーションモニタリング (波照間・落石)」のページに掲載されている。
計算方法
GC/FIDによって10分間隔で3種類の標準ガスおよび9回の大気試料の分析が繰り返される。大気試料分析の前後6回の標準ガスの分析結果から濃度較正曲線を作成し大気試料のメタン濃度を計算する。1時間値は3~6回の大気試料分析結果の平均値となる。
キーワード
【GCMD_Platform】
In Situ Land-based Platforms > GROUND STATIONS
【GCMD_Science】
Atmosphere > Atmospheric Chemistry > Carbon and Hydrocarbon Compounds > Methane
【自由記述】
温室効果ガス、メタン、地球温暖化、落石岬、連続観測
更新履歴
【2023/06/30】
2016年1月1日から2022年12月31日までのデータを追加。Ver. 1.1。
【2016/09/01】
1995年から2015年までのデータをNASA Ames Format 1001で作成。Ver.1.0。

参考文献

参考文献
Tohjima et al. (2002), Analysis and presentation of in situ atmospheric methane measurements from Cape Ochi-ishi and Hateruma Island, J. Geophys. Res., 107, 4148, DOI:10.1029/2001JD001003.

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Tohjima et al. (2002), Analysis and presentation of in situ atmospheric methane measurements from Cape Ochi-ishi and Hateruma Island, J. Geophys. Res., 107, 4148, DOI:10.1029/2001JD001003.
遠嶋ら(2016)、落石岬における大気 CH4 濃度の連続観測データセット、Ver. x.x (*1)、国立環境研究所 地球環境研究センター、DOI:10.17595/20160901.004. (参照: YYYY/MM/DD)(*2)
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